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2006年08月

『FIRST DECADE』の11曲目は【WHERE DO WE GO FROM HERE?】(以下【ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー・フロム・ヒア?】)。  『トレジャー』でのマイケル・ブレッカーとの共演で名高い【ホエア・ドゥ・ウィ・ゴー・フロム・ヒア?】こそ ...

『FIRST DECADE』の10曲目は【THE BLUE ZONE】(以下【ザ・ブルー・ゾーン】)。  【ザ・ブルー・ゾーン】は,小曽根真の“揺れる”ローズ・ピアノとジェームス・ジーナスのエレクトリック・ベースの“絡み具合”が聴き所。  小曽根真のロー ...

『FIRST DECADE』の9曲目は【CARAVAN】(以下【キャラバン】)。  ジャズの定番【キャラバン】。耳馴染みのテーマとリズムの微妙な崩し。このタイム感に小曽根真のこだわりがある。  1分50秒からの小曽根真のピアノ・ソロは“薄氷を踏む”かのよ ...

『FIRST DECADE』の8曲目は【DRAEMON NO UTA】(以下【ドラえもんの歌】)。  小曽根真は,真剣にジャズと向き合う,J−ジャズの巨人である。しかしジャズを離れた「素」の彼は,実にユニークな男! 例えばJ−WAVEでのラジオ番組。「こ ...

『FIRST DECADE』の7曲目は【LA STANZA DELLE MERAVIGLIE SCHERZANDO】(以下【組曲「夜の子供部屋」第1楽章】)。  作家の井上ひさしがタイトルをつけた【組曲「夜の子供部屋」第1楽章】は,小曽根真・ザ・トリオと ...

『FIRST DECADE』の6曲目は【PANDORA】(以下【パンドラ】)。  【パンドラ】は“良くも悪くも”ブランフォード・マルサリス! ブランフォード・マルサリスのソプラノ・サックスが東儀秀樹と化している!  そう。【パンドラ】は,小曽根真の考える“ ...

『FIRST DECADE』の5曲目は【AGUA DE LA MUSICA】(以下【アグア・デ・ラ・ムジカ】)。  【アグア・デ・ラ・ムジカ】の新録音バージョンは,繊細かつダイナミックな演奏で,聴き所が一層UPの増量中! これぞ「ザ・トリオ」の全て,と言 ...

『FIRST DECADE』の4曲目は【THREE THE HARD WAY】(以下【スリー・ザ・ハード・ウェイ】)。  【スリー・ザ・ハード・ウェイ】は,静かだが“高密度”のジャズ・ピアノが聴き所! 真夜中に間接照明と共に流れるジャズ・ピアノの“筆頭格 ...

『FIRST DECADE』の3曲目は【THREE WISHES】(以下【スリー・ウィッシズ】)。  【スリー・ウィッシズ】は,ジャズ・ピアニスト=小曽根真が,ピアノではなく“サックスをいかに鳴らすか”をテーマに書き上げた,スリリングなグレート・ジャズ! ...

『FIRST DECADE』の2曲目は【BIENVENIDOS AL MUNDO】(以下【ビエンヴェニードス・アル・ムンド】)。  【ビエンヴェニードス・アル・ムンド】は,小曽根真流「トムとジェリー」 (「噂の刑事トミーとマツ」でも可)! ドタバタ劇の“追 ...

『FIRST DECADE』の1曲目は【THE NEW BEGINNING】(以下【ザ・ニュー・ビギニング】)。  【ザ・ニュー・ビギニング】は「ザ・トリオ」のデビュー・トラック【ザ・ビギニング】の“焼き直し”。10年間の試行錯誤を重ねた結果“こんなにな ...

 近年のJ−ジャズ界におけるタレントの充実ぶりには目を見張るものがあるが,ジャズ・ピアニスト=小曽根真こそJ−ジャズ界のオピニオン・リーダー! “世界の小曽根”の称号で呼ばれるインテリジェンスな“ジャズ・エリート”が小曽根真である。  事実,小曽根真は, ...

『4,5 AND 6』の6曲目は【ABSTRACTION】(以下【アブストラクション】)。  『4, 5 & 6』の『6』である。…なのにハンク・モブレイの見せ場はない。  「バップ・トランペッター」のドナルド・バード入りである。…なのにバラードである。 ...

『4,5 AND 6』の5曲目は【WHEN I FALL IN LOVE】(以下【ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ】)。  ジャズ・ファンに【ホエン・アイ・フォール・イン・ラヴ】と尋ねれば「名バラード」と答えるはずである。  しかしジャッキー・マクリーン ...

『4,5 AND 6』の4曲目は【CONFIRMATION】(以下【コンファメーション】)。  ジャッキー・マクリーン・セクステットの【コンファメーション】は,典型的なハード・ブローイング! これはもう,たまらない! 腸に響く! 神に感謝の「最強B級ジャ ...

『4,5 AND 6』の3曲目は【CONTOUR】(以下【コントゥアー】)。  【コントゥアー】はメロディ&ハーモニー重視。ジャッキー・マクリーンとしては良く言えば「ソフト」で悪く言えば「気合不足」。  ジャッキー・マクリーンの伸びやかな“ハスキー・アルト ...

『4,5 AND 6』の2曲目は【WHY WAS I BORN?】(以下【ホワイ・ワズ・アイ・ボーン?】)。  巷の通説通り『4,5 AND 6』でのジャッキー・マクリーンにはチャーリー・パーカーの影響が色濃く出ていると思う。  しかしワン・トラックだけは ...

『4,5 AND 6』の1曲目は【SENTIMENTAL JOURNEY】(以下【センチメンタル・ジャーニー】)。  【センチメンタル・ジャーニー】は,ほのぼのとした「牧歌」であり,ジャッキー・マクリーンの「鼻歌」である。  【センチメンタル・ジャーニー】 ...

 またも「どこかに在りそうで,でもどこにも見つからない」自作格言シリーズを…。  「言葉だけでは感動しない。言葉で伝えようとする“必死な思い”が言葉に“魂を吹き込み”感動させるのだ」。  そう。「熱意こそ話の命」なのである。同じ言葉を話そうとも,熱意のない ...

『VIDA』の5曲目は【YU−NAGI】。  【YU−NAGI】の景色が雄大である。ブラジルは大西洋を眼前にした「男のロマン」である。  野呂一生のフレットレス・ギターが歌っている! フレットレス・ギターから,打寄せては帰る静かな波の音が聞こえてくる。風 ...

『VIDA』の4曲目は【KALAKULENAI】。  【KALAKULENAI】は,ブラジル音楽でもなければ日本歌謡でもない。これぞ日系ブラジル人のジャパニーズ・フュージョンである。  陽気なサウンド作りなのに,どこかノスタルジックなブラジル音楽の特徴に ...

『VIDA』の3曲目は【EXPLORACAO】。  【EXPLORACAO】の第一印象は『プラティナム』である。このまま『プラティナム』に収録されても違和感なし。  だが,ここまでハマルと(ハマリ過ぎて)逆に違和感大あり! 管理人が“感じてきた”カシオペア ...

『VIDA』の2曲目は【TASOGAREーNOーESTRELA】。  【TASOGAREーNOーESTRELA】は,ブラジルというよりJ−POPっぽいテイストを感じる。  哀愁を背負ったヴォーカル・ナンバーであるが,それ以上に野呂一生の今後を背負ったナンバ ...

『VIDA』の1曲目は【NESSA】。  【NESSA】=「ウキウキ」野呂一生である! 多くの音色を重ね合わせた“凝りに凝った”アレンジなのに,メロディ・ラインがくっきりハッキリ,しかも跳ねた16ビートを使ってきた! 「ウキウキ」である。  この「ウキウ ...

 「野呂一生と言えばカシオペア。カシオペアと言えば野呂一生」。  管理人はずっとそう思ってきたが,つい最近聴き直した『VIDA』(以下『ヴィーダ』)が,その思いを一層強くしてくれた。  野呂一生とはカシオペアのギタリスト兼リーダー兼コンポーザー兼アレンジャ ...

 「オーディオ&ビジュアル批評」の一発目はヘッドフォン! SENNHEISER(ゼンハイザー)の「HD580 PRECISON」です。  管理人はかってオーディオにハマッテイタ。今では現役を引退しました。まずはその辺のお話から…。  オーディオ好きと車好き ...

 ジャズ通とはイコール,オーディオ・マニアのことである。  オーディオにこだわりがない,音質に無頓着なジャズ通は,正直,信用できない。  勿論,誰がジャズ通と言おうがその点は構わない。否定もしないし,そもそも管理人に他の人を判断する権限などあるはずがない。 ...

 《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。  『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーテ ...

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