アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

ジャズ/フュージョン批評ブログ CD, DVD, ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

2008年07月

 『PERFECT RELEASE』の4曲目は【シティ】。  【シティ】の圧倒的な“グルーヴの渦”に今夜も呑み込まれてしまった。まただ。【シティ】はフュージョンの枠を完全に越えてしまっている。ではビル・ブラフォードとジェフ・バーリンの畑=プログレかと言う ...

アナログレコード  『GETZ/GILBERTO FEATURING ANTONIO CARLOS JOBIM』の2曲目は【DORALICE】(以下【ドラリセ】)。  『ゲッツ/ジルベルト』の中では人気薄の【ドラリセ】であるが,この地味さ加減がジャズ・フ ...

アナログレコード  『TONIC』の5曲目は【RISE UP】(以下【ライズ・アップ】)。  【ライズ・アップ】は,ピアノ・トリオ=メデスキ,マーチン&ウッドの本領発揮! 【ライズ・アップ】は“正統派”ブルース,ニューオーリンズ・ジャズである。  勿論 ...

 『THE SUMMER KNOWS』の2曲目は【MANHA DO CARNAVAL】(以下【カーニバルの朝〜「黒いオルフェ」】)。  アート・ファーマーの【カーニバルの朝〜「黒いオルフェ」】は超個性的! ボサノヴァ → ジャズへの早着替えは「モー娘。」 ...

 『FINE』の6曲目は【GRACE】(以下【グレース】)。  【グレース】は,小林香織の“ピュアな”感性が素直に溢れ出たバラード。健全にフュージョン・サックスだけに打ち込む,巷のアイドル以上にアイドルらしい「清く正しく美しい」私生活が“ピュアな”アルト ...

 『BEYOND THE MISSOURI SKY (SHORT STORY)』の3曲目は【MESSAGE TO A FRIEND】(以下【メッセージ・トゥ・ア・フレンド】。  【メッセージ・トゥ・ア・フレンド】は,99%パット・メセニーの音世界である。 ...

アナログレコード  『RITES OF SUMME』の4曲目は【SHANGHAI GUMBO】(以下【上海ガンボー】)。  【上海ガンボー】は“HAPPYで爽やかな”フュージョン・ナンバー。  マーチング・ドラムにベースが絡みつき,そのままデイヴ・サミュ ...

 『BRAIN』の3曲目は【WIND SONG】(以下【ウインド・ソング】)。  【ウインド・ソング】には“ひろみメロディ”が詰まっている。“ひろみメロディ”とは,上原ひろみが音楽理論抜きに語る“感情の言葉”のことである。  バークリー音楽院で作編曲を ...

アナログレコード  『OUT LOUDER』の4曲目は【TEQUILA AND CHOCOLATE】(以下【テキーラ・アンド・チョコレート】)。   【テキーラ・アンド・チョコレート】のタイトルが実にふさわしい! 【テキーラ・アンド・チョコレート】は大人 ...

 『CHET BAKER & CREW』の3曲目は【HALEMA】(以下【ハレマ】)。  【ハレマ】は“朗々とした”聴かせる演奏に終始している。このソフトなハーモニーが絶品のテーマにベスト・マッチ。明るい哀愁の世界を構築している。  1分31秒からのフ ...

 『TOKYO』の1曲目は【PRELUDE~KAGOME KAGOME(SHORT VERSION)】。  『カゴメカゴメ 籠の中の鳥は いついつ出やる 夜明けの晩に…』。そう。アキコ・グレースこそ,2002年に世界へと飛び出した,籠(J-ジャズ界)の中 ...

 『TO THE STARS TOUR EDITION/DISC 1』の1曲目は【CHECK BLAST】(以下【チェック・ブラスト】)。  【チェック・ブラスト】をもって,新生チック・コリア・エレクトリック・バンドがスタートするということもあり,全員の ...

 『LACH DOCH MAL』の10曲目は【MODE TO JOHN】(以下【モード・トゥ・ジョン】)。  【モード・トゥ・ジョン】は,山中千尋トリオが捧げるジョン・コルトレーン“カルテット”へのオマージュ!  山中千尋のジョン・コルトレーンへの思い ...

アナログレコード  『SOME SKUNK FUNK』の3曲目は【SHANGHIGH】(以下【シャンハイ】)。  【シャンハイ】は,WDRビッグ・バンドだからできた,ラテン・フルバン・ナンバー! いや,正確には「ピーター・アースキンだからできた」の誤りで ...

 『DEXTER CALLING...』の6曲目は【ERNIE’S TUNE】(以下【アーニーズ・チューン】)。  【アーニーズ・チューン】では,デクスター・ゴードンの中に住む「天使(アルト・サックス)と悪魔(テナー・サックス)」が同時に顔を出している。   ...

 『UNCOVERED』の1曲目は【BIOLOGY’S LIFELINE】)。  【BIOLOGY’S LIFELINE】は渡辺建! 渡辺建が今にも歌い出しそうなイントロの入り具合。実際に(ボーカルではなく)フレットレス・ベースで歌い上げている。  【 ...

アナログレコード  『CENTRAL PARK NORTH』の6曲目は【CENTRAL PARK NORTH】(以下【セントラル・パーク・ノース】)。  【セントラル・パーク・ノース】こそ,ブラス・ロック! ブラス・ロックこそ“真の”ジャズ・ロックである ...

 『FOREST FLOWER』の5曲目は【EAST OF THE SUN】(以下【イースト・オブ・ザ・サン】)。  【イースト・オブ・ザ・サン】を聴けば,その当時,飛ぶ鳥落とす勢いで一世を風靡した「チャールス・ロイド・カルテット」の人気の秘密が理解でき ...

 『TIMELESS』の13曲目は【TIMELESS】(以下【タイムレス】)。  時間を忘れて【タイムレス】。時代を超えて【タイムレス】。  争いを忘れ,国境を越え肌の色を越え人種を越え言語を越え,大空へと響き渡る「祈り」にも似たピアノの音色…。Saya ...

 『PARKER’S MOOD』の7曲目は【BIRD OF PARADISE】(以下【バード・オブ・パラダイス】)。  【バード・オブ・パラダイス】は,渡辺貞夫の愛奏曲! “明るく軽快に”ナベサダお気に入りのイケメンたちと,大好きなパーカー節を吹き上げる ...

 《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。  『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアー ...

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