アドリブログ 〜JAZZ/FUSION批評〜

ジャズ/フュージョン批評ブログ CD, DVD, ALBUM REVIEW, TRACK REVIEW and more

2009年09月

 『TOKYO』の13曲目は【最初の光~飛翔】。  【最初の光~飛翔】とは,朝の「目ざめの光」であり,静寂を破る「小鳥たちのさえずり」である。夜明け前の静寂が朝日とともに失われ,家族でのにぎやかな朝食が始まるのだが,一羽の小鳥は,再び静寂を求め天高く飛翔 ...

 『AGAIN』の1曲目は【AGAIN】(以下【アゲイン】。  【アゲイン】に,エディ・ヒギンズの“らしさ”がある。  ティン・パン・アレー系の【アゲイン】が,ここまで無理なくスイングするとは…。ミディアム・バラードの【アゲイン】一曲で,一気にエディ・ヒギ ...

 「録音好し,ジャケット好し,選曲好し」で大人気のVENUS。  VENUSのターゲットは明快だ。「録音好し,ジャケット好し,選曲好し」とは「オーディオ好きで,美女好きで,スタンダード好きな」中高年のジャズおやじ向けのレコード会社である。  そう。ニッチな ...

 『BRAIN』の8曲目は【LEGEND OF THE PURPLE VALLEY】(以下【レジェンド・オブ・ザ・パープル・ヴァレー】)。  【レジェンド・オブ・ザ・パープル・ヴァレー】には,作曲家=上原ひろみの個性が色濃く表現されている。上原ひろみは「 ...

 『SARA SMILE』の4曲目は【IT COULD HAPPEN TO YOU】。  【IT COULD HAPPEN TO YOU】は“豪奢な”名演である。バックで“暴れ回る”ピアノ・トリオの前面でフリューゲル・ホーン・ソロを奏でる市原ひかりは“ス ...

アナログレコード  『EARTH WALK』の7曲目は【ONE ON ONE】(以下【ワン・オン・ワン】)。  【ワン・オン・ワン】の醸し出す緊張感は,マイルス・バンド在籍時のジャック・デジョネットの“アレ”である。そう。スペシャル・エディションの裏テー ...

 『A SQUARE SONG BOOK』の1曲目は【THE CATCHER IN THE RYE】。   【THE CATCHER IN THE RYE】とは「ライ麦畑でつかまえて」のこと? ライナーノーツを読む限りその真偽は定かではないが,一旦そう思 ...

 “バカテク系”のフュージョン・バンドの中でも,楽曲の良さが“抜きん出ている”T−スクェアには2人の天才メロディ・メーカーがいる。  ハードでキャッチーな“純日本的”インスト・ポップ・ライターが安藤まさひろならば,泣ける&しみるの“純日本的”インスト・バ ...

 《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。  『ジャズに名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアー ...

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