純粋にゲイリー・バートンが好きだし,ECMも好きだし,パット・メセニーが大好き! しかし『RING』(以下『リング』)については評価しない。ゲイリー・バートンの“らしさ”が感じられないし,パット・メセニーの“らしさ”が感じられない。唯一,ECMの“らし ...
2021年02月
TRIX / FORTUNE
ギタリストが交代して,TRIXの第四期が始動した。 平井武士から菰口雄矢への交代を受け入れるには長い時間がかかったが,菰口雄矢から佐々木秀尚への交代はすんなり受け入れることができた。 とにかく佐々木秀尚と熊谷徳明との“天性の相性”がチリバツであって, ...
ゲイリー・バートン / グッド・ヴァイブス
ゲイリー・バートンが“ジャズ・ロックの旗手”として,R&B系の猛者たちとの「異種格闘技」セッションの記録が『GOOD VIBES』(以下『グッド・ヴァイブス』)である。 ゲイリー・バートンが『グッド・ヴァイブス』で対峙したR&B系の猛者たちとは,後の ...
TRIX / EVOLUTION
表向き「ロボット・フュージョン」として売り出し中の『EVOLUTION』。ここを素直に“ヴォーカル・フィーチャー・アルバム”と謳わない姿勢にTRIXの“迷い”があると思う。 TRIX・ファンの中には「TRIX“初のヴォーカル・フィーチャーリング”だけ ...
ビル・エヴァンス / プッシュ
多くの人にとってビル・エヴァンスと来れば,この辺のブラコン路線でクラブ・ジャズ路線でスムーズ・ジャズ路線のビル・エヴァンスをイメージするのではなかろうか? セールス的にはビル・エヴァンスのアルバムで一番売れているのが『PUSH』(以下『プッシュ』)で ...
本田 竹曠 / シー・オール・カインド
本田竹曠のジャズ・アルバムにしてソロ・ピアノ・アルバム『SEE ALL KIND』(以下『シー・オール・カインド』)を聴いて,個人的に感じたことが2つある。 それは本田竹曠は,根っからのジャズメンではないということ。本田竹曠は,根っからのピアニストでは ...
ビル・エヴァンス / レット・ザ・ジュース・ルース〜ビル・エヴァンス・ライヴ・アット・ブルー・ノート東京
現代アコースティック・ジャズの名盤『SUMMERTIME』から数カ月もしないうちに録音&発売された,サックスのビル・エヴァンスの“最高傑作”が『LET THE JUICE LOOSE〜BILL EVANS GROUP LIVE AT BLUE NOTE ...