『MUSIC FROM MO’ BETTER BLUES』の7曲目は【BENEATH THE UNDERDOG】(以下【ビニース・ザ・アンダードッグ】)。
【ビニース・ザ・アンダードッグ】で,ブランフォード・マルサリスは,定番のテナー・サックスに加えてソプラノ・サックスも吹いているが,黙って2分6秒から3分24秒までのソプラノ・ソロを聴いてほしい。特に入りの数秒間の“うなり声”が大好きだ。
ここでのアドリブは,以前の“頭デッカチ”の時代と比べて,かみ砕かれた実に分かりやすい解釈だ。ゆったりと流れつつも緊張感あるアドリブ。これがブランフォード・マルサリス流の“新たなるジャズ”へのアプローチであろう。
また3分43秒から始まるケニー・カークランドのピアノ・ソロが楽しい。見事な快演である。
テレンス・ブランチャードのトランペットもイントロから高度なフレーズ満載で,さすがは将来を嘱望されるだけのことはある。テレンス・ブランチャードの実力がいかんなく発揮されている。
BRANFORD MARSARIS : Tenor Saxophone, Soprano Saxophone
KENNY KIRKLAND : Piano
ROBERT HURST : Bass
JEFF 'TAIN' WATTS : Drums
TERENCE BLANCHARD : Trumpet
コメント
コメント一覧 (14)
僕ベーシストなので、
マーカスミラーとか、ジャコパストリアスの記事に興味があります!!
今度ゆっくりみさせてもらいますね!!
ウシ君も初心者なので、どういうのから聞いたらいいんでしょうね?
こんにちは〜
全部聴いていらっしゃるのが凄いですね!
自宅で聴いていらっしゃるのですか?
コメント、ありがとうございます♪
JAZZは好きですが、あまり詳しくないので、読んで勉強させて頂きたいと思います(*´▽`*)
へぇぇぇ。
凄い勉強になります。
ジャズは好きですが、詳しくは分からないので。
おもしろいです。。
ポチッ!させていただきました。
時々きま〜ス。
それにしても、批評がすばらしいですね。聞きどころなどわかりやすいですね。
曲が流れていたら気にしながらききますね。曲に気付かないでいることが多いですが。
ご挨拶のクリックしていきますね。
記事と関係ないので恐縮なんですが、ソニ−・クラ−クのバンドでセラビ−さんのお勧めを教えてください!!
出来ればCDで出ているものがいいです!
「流鏑馬」のベースには,どおりでマーカスやジャコのニオイがするはずです。もちろん晃正さんオリジナルの音が出ている,という意味ですが。応援しています。
ウシ君さんの,好きな楽器は何ですか? それが分かればお奨めしやすいのですが…。
私はJAZZはヘッドホンして正座で拝聴するタイプです。でも普段はFM福岡のながら聴きです。
やまちかさんも福岡の方ですよね? 「Jazz Site 福岡」という番組もあるんですよ。
JAZZ/FUSIONの名盤をお探しの際には,また当ブログにお立ち寄りくださいね。
まだまだですが,聴きどころが伝わるようにと苦心しておりますが,努力を続ける励みになります。
温かいコメントありがとうございました♪
ソニ−・クラ−クのお奨めは幾枚かありますが,もしまだ持っていなければ,直球勝負で『クール・ストラッティン』ですね。なんだかんだ言っても,やはり屈指の名盤です。
このCDを聴き込み終えてから,トリオ作品に手を出すとクラークの良さがさらにひきたつのではないかと思っています。
リクエストはいつでもOKですよ。