『HEAD HUNTERS』の1曲目は【CHAMELEON】(以下【カメレオン】)。

 イントロからして,いかにも,という感じの【カメレオン】に,新時代の息吹を感じた懐かしさがよみがえる。
 さすがに今聴くと古くさくも思えるが,とても30年前の作品とは思えない。まだまだ十分に刺激的だし楽しめる。この辺りの感覚が流石はハービー・ハンコック

 15分44秒という長いトラックなので曲全体が何度も転調していくのだが,シンセの音色の変化やアドリブへの期待感が上回り,一気に最後まで聴けてしまう。

 個人的には4分4秒から始まるシンセソロが一番のお気に入り。また8分0秒からのベースと絡みあい盛り上がっていくハービー・ハンコックアドリブは何度聴いても飽きることがない。名演である。

 
HERBIE HANCOCK : Fender Rhodes Electric Piano, Clavinet, Arp Odyssey Synthesizer, Arp Soloist Synthesizer, Pipes
BENNIE MAUPIN : Soprano Saxophone, Tenor Saxophone, Saxello, Bass Clarinet, Alto Flute
PAUL JACKSON : Electric Bass, Marimbula
HARVEY MASON : Drums
BILL SUMMERS : Congas, Shekere, Balafon, Agogo, Cabasa, Hindewho, Tambourine, Log Drum, Surdo, Gankoqui, Beer Bottle
 
HEAD HUNTERS-1
HEAD HUNTERS
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