『MINT JAMS』の3曲目は【MIDNIGHT RENDEZVOUS】(以下【ミッドナイト・ランデブー】)。

 イエーィ! グルーヴィー! ファンク・ビートに乗ったギターキーボードが,いつもの何倍も“力強く”鳴っている! ここにいるのは強面の“ファンク・カシオペア”である。

 【ミッドナイト・ランデブー】は,通常営業のカシオペアが有する“明るくさわやか,華やか,キャッチー,軽快”路線とは明らかに異なる。
 そう。“黒さ&重厚さ”! 分厚い重低音にウーハーが悲鳴を上げてしまう。

 当初は通常営業のカシオペアっぽくないので嫌いだったのだが,だんだんだんだん良くなって,今となってはたまらなくいい!

 桜井哲夫のうなりまくるチョッパー・ベースを軸に,今回は向谷実キーボードがリズムを大胆に作っていく!
 普段,向谷実のプレイに耳が止まることは少ないのだが【ミッドナイト・ランデブー】では思わず,キーボードの動きを追ってしまう。
 主役はもちろん野呂一生。2分49秒からの“気合いの”ギターソロは完全にいってしまっている。

 いっそのこと【ミッドナイト・ランデブー】での異質路線を歩んでくれたら良かったのに…。
 望む! ファンク・カシオペア

 
CASIOPEA
ISSEI NORO : Electric Guitar
MINORU MUKAIYA : Keyboards
TETSUO SAKURAI : Electric Bass
AKIRA JIMBO : Drums

MINT JAMS-1
Mint Jams
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ヨシュア記6章 ラハブと家族は救われる
J & B 『FAMILY TREE