『MY BALLADS』の1曲目は【EVENING CALM】(以下【イーブニング・カーム】)。
【イーブニング・カーム】は大甘スイートのメロウでロマンティック。“恋する自分”に酔いたい時の1曲である。曲名に完全に影響されてしまったが,夕陽のさざ波=イメージ通り。
MALTAのアルト・サックスが切々と“お涙頂戴”で語りかけてくる。このアルトのトーンで迫られたら,落ちない女も落ちてしまう。みんなMALTAにやられてしまう。耳元でささやかれる感じがくすぐったい。
絶賛すべきはクドキ口調のサックスの“間”。この間の取り方がグレートなジャズである。
MALTAの実に伸びやかで綺麗な音色を引き立てる,崩しめのメロディ・ラインも「基本に忠実」というポリシーを守った一流のアドリブに仕立てられている。特に1分36秒から42秒のフレーズは“バラードの王道”である。
加えて,この大甘に輪をかける,深町純のシンセ&キューピット・ストリングス。このアレンジがなければドラマは生まれなかった。完結しなかった。
深町純の“誘い水”につられたストリングスが,MALTAの“おいしい”フレーズのバックに割って入ってくるのだが,その登場の仕方が自然で心地いい。やはりワン・ホーンとストリングスの相性は抜群なのであ〜る。
1分52秒からの野力奏一のエレピも【イーブニング・カーム】に“大人のムーディーな恋”の印象を付与する魔法のスパイス。いやぁ,名演である。
MALTA : Alto Sax
SOICHI NORIKI : Electric Piano
JUN FUKAMACHI : Synthesizers
MASAKI MATSUBARA : Electric Guitar
AKIRA OKAZAWA : Electric Bass
YUICHI TOGASHIKI : Drums
ERIC GALE : Electric Guitar Solo
MASATSUGU SHINOZAKI : Cupid Strings/Concert Master
列王記第一10章 シェバの女王がソロモンを訪ねる
CASIOPEA 『4 X 4』
【イーブニング・カーム】は大甘スイートのメロウでロマンティック。“恋する自分”に酔いたい時の1曲である。曲名に完全に影響されてしまったが,夕陽のさざ波=イメージ通り。
MALTAのアルト・サックスが切々と“お涙頂戴”で語りかけてくる。このアルトのトーンで迫られたら,落ちない女も落ちてしまう。みんなMALTAにやられてしまう。耳元でささやかれる感じがくすぐったい。
絶賛すべきはクドキ口調のサックスの“間”。この間の取り方がグレートなジャズである。
MALTAの実に伸びやかで綺麗な音色を引き立てる,崩しめのメロディ・ラインも「基本に忠実」というポリシーを守った一流のアドリブに仕立てられている。特に1分36秒から42秒のフレーズは“バラードの王道”である。
加えて,この大甘に輪をかける,深町純のシンセ&キューピット・ストリングス。このアレンジがなければドラマは生まれなかった。完結しなかった。
深町純の“誘い水”につられたストリングスが,MALTAの“おいしい”フレーズのバックに割って入ってくるのだが,その登場の仕方が自然で心地いい。やはりワン・ホーンとストリングスの相性は抜群なのであ〜る。
1分52秒からの野力奏一のエレピも【イーブニング・カーム】に“大人のムーディーな恋”の印象を付与する魔法のスパイス。いやぁ,名演である。
MALTA : Alto Sax
SOICHI NORIKI : Electric Piano
JUN FUKAMACHI : Synthesizers
MASAKI MATSUBARA : Electric Guitar
AKIRA OKAZAWA : Electric Bass
YUICHI TOGASHIKI : Drums
ERIC GALE : Electric Guitar Solo
MASATSUGU SHINOZAKI : Cupid Strings/Concert Master
列王記第一10章 シェバの女王がソロモンを訪ねる
CASIOPEA 『4 X 4』
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