『MUSIC FROM MO’ BETTER BLUES』の8曲目は【JAZZ THING】(以下【ジャズ・シング】)。

 【ジャズ・シング】は,ラップ調?の英語詩メインのトラックなので,曲の真偽については定かではないが“バード”で始まり,サッチモビ・バップ,シカゴ,ニューオリンズ,マックス・ローチジョン・コルトレーン…うんぬん叫んでいることからして,ジャズの歴史を題材にした,文字通りの【ジャズ・シング】。

 ビートに歌詞が乗っかってくる感じはジャズではないのだが,1分5秒と3分23秒で飛び込んでくる,ケニー・カークランドのハイセンスのピアノがいい。このパートだけは“JAZZY”を十二分に感じさせてくれる。
 スポットで入る,テレンス・ブランチャードトランペットもカッコイイ。雰囲気がいい。

 ん? なんだかんだ言って【ジャズ・シング】をバッサリと切り捨てることができていない。管理人はやはり小心者である…。

 蛇足。【ジャズ・シング】は,その昔,TOKYO FM『エモーショナル・ビート』のオープニング! どうもその印象が拭いきれない。これ分かる人いるのかなぁ。分からないだろうなぁ。

 
BRANFORD MARSARIS : Tenor Saxophone, Soprano Saxophone
KENNY KIRKLAND : Piano
ROBERT HURST : Bass
JEFF 'TAIN' WATTS : Drums
TERENCE BLANCHARD : Trumpet
GANGSTARR : Vocals
MARK LEDFORD : Background Vocals
TAWATHA AGEE : Background Vocals
B.DAVID WHITWORTH : Background Vocals
BROOKLYN CROOKS(TOMMY HILL, SWEET D., G-MANN, BORN TRUE, KIWI) : Chorus
PETER HUNSTEIN : Programming, Sequencing, Sampling

MUSIC FROM MO' BETTER BLUES-1
MUSIC FROM MO' BETTER BLUES
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