
巷でそんな声を耳にする。果たしてそうだろうか?
ここで某個人名に言及することは避けるが,管理人的には「もっとルックスが良かったら爆発的に売れただろうに」と感じるアーティストたちがいる。一方で“ビジュアル系”なるバンドが大ブレーク! 永遠にジャニーズ事務所は不滅であろう。
かく言う管理人も“あの”西村知美(トロリン)や酒井法子(のりピー)のCDを買っていた。世の中,結局は“カワイイ子”“カッコイイ男”が大好きである。音楽性さえ良ければそれでいい,と言うのは大ウソ! 「建前」なのである。
しかし,ジャズ/フュージョンにこの論理を当てはめてもよいものか?
管理人の結論! ビジュアルから入るのも“有り”だと思う。
なぜなら,店頭に飾られている,あのトランペットの“輝き”を目にするだけで,今でも心ときめいてしまうし,他にもジャズ・ジャイアントたちのポスター,CDジャケット,DVD…。きっかけは千差万別,フジテレビであろう。
そう。ジャズ/フュージョンにもビジュアルの影響力は存在する! 絶対に存在する!
そこで“和製キャンディ・ダルファー”小林香織! ぶっちゃけ,超カワイイ。いろいろとこじつけてきたが,単純に“ルックス”に惹かれてしまった。正に“ジャズ界のアイドル”! 美しき“小林家3姉妹”の長女である。
おっとっと…。「アドリブログ」のポリシーは“素直に音から入ること”! 単純に“ルックス”がいいだけではレビューしたりはしませんよっ。
ズバリ,小林香織の魅力は,1に音楽,2にルックス。彼女のフュージョン・サックスを偏見抜きに聴いてみてほしい。

このパワフルな音! “和製キャンディ・ダルファー”とは良く言ったものだ。その愛称は伊達ではない。予備知識なしで聴いたとしたら,まるで男性サックス・プレイヤーかと思えるほど“パンチが効いている”! それでいて,随所に女性らしい繊細なフレージングも交えてくる。
この“硬軟織り交ぜたプレイ”こそ,フュージョン・サックスの“ツボ”! 小林香織はかなりのフュージョン・ファンなのだろう。『ファイン』には,小林香織の“研究の跡”が見え隠れしている。
『ファイン』の“明るく爽やかな”音世界は,ポップス界でも大活躍=笹路正徳プロデュースの賜物であろう。しかし中身(演奏)は違う。『ファイン』に漲る“ライブ感と空気感”!
「笹路正徳オールスターズ」のビッグネームの面々が,小林香織の“勢い”に呑まれていく。小林香織の“伸びやかな”サックスが「笹路正徳オールスターズ」の演奏を導いていく。
『ファイン』の“リーダー”は小林香織である。小林香織のアルト・サックスはサイドメンの音ではない。「笹路正徳オールスターズ」を向こうに回して一歩も引いていない。大先輩への遠慮なしでバリバリと吹き鳴らしている。
小林香織の「私について来い!」的なアルト・サックスでのブローが数多く爆発しているのだが,それを爽やかに見せる演出家=笹路正徳が,実にいい仕事,をしている。
それにしても小林香織のアドリブには“古いのに新しい”独特の雰囲気がある。80年代フュージョンっぽい聴き慣れたバック・サウンドに,打ち上げ花火が華開いたかのような,新しい感性のフレーズが飛び出してくる。
尤も小林香織当人は,フュージョンを“古い音楽”とはこれっぽっちも思ってやいない。ただ互いに触発し合った時のテンションそのままにグルーヴしているだけなのだ。
小林香織にとって,フュージョン・サックスとはアドリブでありジャズ,なのである。そう。『ファイン』こそ“古いのに新しい”小林香織の現在進行形の生音なのである。

『ファイン』の初回限定盤は,DVD付きスペシャル・パッケージ! このDVDには,初のプロモーションビデオとサイパンでのオフ・ショットなど,普段ステージでは見られない“アイドル”小林香織が映し出されていて,お買い得!
ジャズ/フュージョン“抜き”の小林香織”も超好み。ほんとかわいいなぁ。
あっ,小林香織ファンの皆さん,音楽性よりもビジュアルの話をしてしまってゴメンナサイ。
あっ,矢野沙織ちゃん,浮気しちゃってゴメンナサイ。
CD
01. KIRA-KIRA
02. ENERGY
03. FREE
04. LOVELY BLOSSOM
05. DRIVING
06. GRACE
07. SLEEP ON IT
08. MOMENT OF LONELINESS
09. WHAT'S GOING ON
DVD
01. KIRA-KIRA [VIDEO CLIP]
02. IMAGE 1: LOVELY BLOSSOM
03. IMAGE 2: GRACE
(ビクター/JVC 2006年発売/VIZJ-5)
(ライナーノーツ/小林香織)
★【初回限定盤】 CD+DVD
(ライナーノーツ/小林香織)
★【初回限定盤】 CD+DVD
コメント
コメント一覧 (18)
しかも、特に女子!!
小林香織さんも矢野沙織さんもかわいかったよ〜★
小次郎と言います。よろしく
お願いします。
たしかに、矢野沙織さんとか
あのルックスであの演奏っていう
見方をついついしちゃいますよねぇ。
本人的に本意か不本意かはわかりません
が、購入の要素としては大きいかも。
って、私も矢野さんのCD買っちゃい
ましたし(^^)♪
ルックスの重要性ってビジネス界でも最近取り沙汰されてますね。
でも、仰るように音楽の世界にソレを当てはめてしまうと本当に良い物が希薄化されてしまうのも事実だと思います。
C.ダルファーは確かに綺麗ですが、彼女のサックスは女性とは思えないパワーを持っていると思います。だからこそ容姿も浮かばれるのではないでしょうか。
_(_^_)_
日本人女性で、そんな方がいたんですね〜。
今度チェックしてみます。。
才色兼備いいじゃないですか。
僕の友人は、ビジュアルがいいと
その才能を疑ったりしますが・・・
あ、浮気になるんですね(笑)
私もルックスから入るのは、ありだと思います。実力がバリバリあって、ブサイクだったため売れなかったという悲惨なファンクバンドを知っていますので、美貌があるなら、それを武器にするのもよいと思います。これからもよろしく。
ヨッチャンさんにしたら,小林香織よりも矢野沙織よりも“おねーちゃんのヴィヴィちゃん”でしょう〜ねっ!
JAZZ/FUSIONの名盤をお探しの際には,また当ブログにお立ち寄りくださいね。
沙織ちゃんも小次郎さんからすると“ビジュアル系”なんですね。沙織ちゃんにアイドル路線は歩んでほしくはありませんが,ちょっと見てみたいような。イヤ,ダメ!
キャンディー・ダルファーに関するクマさんの考察は“大正論”です。彼女はあの音があるゆえですよね。香織ちゃんも基本は“音”なんですよ。
同じ“ビジュアル系”のクマさんならではのコメントですね。
大西順子はそんな扱いされるのを明らかに嫌っていましたね。でも香織ちゃんは“アイドル”を自ら楽しんでいるので,見ていてカワイイのです。
ダイアナ・クラール? 今度チェックしてみます。
JAZZおやじの間では“アイドル”と言えば,今や「モー娘」や「AKB48」ではなく,香織ちゃんです。これ常識?
“才色兼備”って結構いるんですよね。ビジュアルがいいと才能を疑ったりするっていうのは,単なる「やっかみ」でしょ?
まっ,JAZZ同様ビジュアルも好みですから,他の人が認めるものをけなしたりはしませんけど…。
“才色兼備”な会長のことも応援しましょうね。
見た目って重要ですよ。毎日毎朝身支度するんですし…。
いやらしい目で見続けたら,それは浮気なのでは?
悲惨なファンクバンドも,ビジュアルだけが原因ではないのでしょうけど…。
やっぱり音楽はライブが一番なので,そこがイマイチではガッカリですから…。