『FINE』の2曲目は【ENERGY】(以下【エナジー】)。
【エナジー】で感じる“ポップ感”は笹路正徳プロデュースの賜物=豪華なポップ・チューン!
【エナジー】の持つ,メジャー&キャッチーの連続は嫌いじゃないが,ここまでの“ポップス寄り”のアレンジはどう考えても笹路の“やりすぎ=オーバー・ファンク?”である。
お陰でフュージョン特有の“ドキドキ感”が薄められてしまっている。マジで“アイドルのシングル曲”っぽくて管理人的にはNGである。
“アイドル”小林香織を売り出したいのであれば,サックスを取り上げてマイクを持たせるべきである。
こんなにもポップス風では,純粋に“フュージョンの王道”を追求している小林香織がかわいそう。ブラスを始めとするJ−FUSIONのオールスター・メンバーにも失礼であろう。
そう。小林香織のテクニック&ハートは“ジャズメン”と呼ぶに十分ふさわしいレベルにあるのだから,小林香織には“正々堂々”とアルト・サックス一本で勝負させてあげてほしい。小林香織ならそれができる!
例えば2分22秒から始まるアルト・サックス・ソロは,バリバリのフュージョン・サックス。ここで聴かせる“迫力満点”のアドリブは,ポップなバックなどお構いなし。【エナジー】を魂に吹き込む,フュージョン特有の“ホット”なアドリブである。この路線をもっとフューチャーしてくれたなら,管理人の評価は最高点だったかもしれない。
4分35秒からのラスト・テーマでのアドリブでは“完全燃焼”で吹ききった感が漂っている。
【エナジー】の持つメジャー&キャッチーな魅力を,一度“ジャズ寄り”のアレンジで聴いてみたいものである。
KAORI KOBAYASHI : Alto Sax, Flute
MASANORI SASAJI : Keyboards
TAKAYUKI HIJIKATA : Guitar
KENJI HINO : Bass
SHUICHI "PONTA" MURAKAMI : Drums
ERIC MIYASHIRO : Trumpet
TOSHIO ARAKI : Trumpet
MASATO HONDA : Alto Sax
OSAMU YOSHIDA : Tenor Sax
EIJIRO NAKAGAWA : Trombone
KOICHI NONOSHITA : Bass Trombone
エズラ記7章 アルタクセルクセスからのエズラへの手紙
PAT METHENY GROUP 『レター・フロム・ホーム』
【エナジー】で感じる“ポップ感”は笹路正徳プロデュースの賜物=豪華なポップ・チューン!
【エナジー】の持つ,メジャー&キャッチーの連続は嫌いじゃないが,ここまでの“ポップス寄り”のアレンジはどう考えても笹路の“やりすぎ=オーバー・ファンク?”である。
お陰でフュージョン特有の“ドキドキ感”が薄められてしまっている。マジで“アイドルのシングル曲”っぽくて管理人的にはNGである。
“アイドル”小林香織を売り出したいのであれば,サックスを取り上げてマイクを持たせるべきである。
こんなにもポップス風では,純粋に“フュージョンの王道”を追求している小林香織がかわいそう。ブラスを始めとするJ−FUSIONのオールスター・メンバーにも失礼であろう。
そう。小林香織のテクニック&ハートは“ジャズメン”と呼ぶに十分ふさわしいレベルにあるのだから,小林香織には“正々堂々”とアルト・サックス一本で勝負させてあげてほしい。小林香織ならそれができる!
例えば2分22秒から始まるアルト・サックス・ソロは,バリバリのフュージョン・サックス。ここで聴かせる“迫力満点”のアドリブは,ポップなバックなどお構いなし。【エナジー】を魂に吹き込む,フュージョン特有の“ホット”なアドリブである。この路線をもっとフューチャーしてくれたなら,管理人の評価は最高点だったかもしれない。
4分35秒からのラスト・テーマでのアドリブでは“完全燃焼”で吹ききった感が漂っている。
【エナジー】の持つメジャー&キャッチーな魅力を,一度“ジャズ寄り”のアレンジで聴いてみたいものである。
KAORI KOBAYASHI : Alto Sax, Flute
MASANORI SASAJI : Keyboards
TAKAYUKI HIJIKATA : Guitar
KENJI HINO : Bass
SHUICHI "PONTA" MURAKAMI : Drums
ERIC MIYASHIRO : Trumpet
TOSHIO ARAKI : Trumpet
MASATO HONDA : Alto Sax
OSAMU YOSHIDA : Tenor Sax
EIJIRO NAKAGAWA : Trombone
KOICHI NONOSHITA : Bass Trombone
エズラ記7章 アルタクセルクセスからのエズラへの手紙
PAT METHENY GROUP 『レター・フロム・ホーム』
コメント一覧 (8)
(^_^;)
あまりにもタイムリーで驚きました。
まさに今日、小林香織さんの生演奏を聞く機会がありました。
岡山県のサーキットでの自動車雑誌のイベント中のアトラクションの一つとしてのミニライブでしたが、おっしゃるように正統派の力を持ちながらルックスによってベクトルの異なるキャラクターを与えられているように感じました。
ご本人のサイン付きのCDを購入し、帰り道これを聞きながらのドライブでした。(残念ながら天候はFINEではなくRAINでしたが。。。)
コメント、ありがとうございました☆
今後とも宜しくお願いいたします。
はい。アレンジは重要ですよね。でも笹路を攻撃するつもりなんてありません。笹路も世間やレコード会社を満足させただけのこと。これはこれとして楽しもうと思います。
JAZZ/FUSIONの名盤をお探しの際には,また当ブログにお立ち寄りくださいね。
生・香織とは,うらやましい限りです。目と耳の保養になりましたか? お目当てはフェラーリでしょうから,それどころではなかったでしょうが…。それにしても「JAZZ+SAX+美人」“超・おまけ付き”のイベントで,グリコもビックリですね。
香織ちゃん=ミニクーパーは私でもピンと来るピッタリの例えですね。今度ローバー見たら思い出しそうです。
RAINでも心の中は『FINE』でしょ?
夏空の似合うJazz/Fusion色のsaxということで、まったくプレイヤーのキャラクターは違いますがMALTAさんと似た感じを受けました。
ところで、小林香織さんはこの夏(9月)東京、仙台、新潟、名古屋、大阪、福岡、岡山とJazzフェスで全国を回るようですね。
念のためにお知らせしておきます。
http://www.ox-tv.co.jp/jazzstyle/index.html
【uz】さんはいい耳していますね。おっしゃる通り,矢野沙織が渡辺貞夫なら,小林香織はMALTAに近いです。これはそのうち記事にしようと思っていた,私の小ネタの1つだったのに…。
うれしくて,もう公開しちゃいます。