《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。
 『ジャズ名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーティストたちの演奏は,テンションとなり,リラクゼイションとなって漂い流れる。
 そして,最も人間的な文化所産であるが故に,時代を超えた生命力を持ち続けているのだ。
 ジャズは生きている。モダン・ジャズ珠玉の名演。 》

 「MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500」。
 今回は461位〜462位の発表です。
 


チャールズ・ミンガス・プレゼンツ・チャールズ・ミンガス+2★462.FOLK FORMS NO.1
CHARLES MINGUS PRESENTS CHARLES MINGUS
チャールス・ミンガス
 
 
 


ファンタジア★462.SOMEDAY MY PRINCE WILL COME
FANTASIA
ケニー・ドリュー
 
 
 


コンプリート・カフェ・ボヘミアのジャズ・メッセンジャーズ Vol.1+3★462.SOFT WINDS
THE JAZZ MESSENGERS AT THE CAFE BOHEMIA, VOL.1
アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズ
 
 
 


インサイツ★462.MINAMATA
INSIGHTS
秋吉敏子
 
 
 


SMOKIN' AT THE HALF NOTE-1★461.FOUR ON SIX
SMOKIN' AT THE HALF NOTE
ウェス・モンゴメリーウィントン・ケリー
 
 
 


 錚々たる顔ぶれのジャズ・ジャイントと肩を並べて“J−ジャズのパイオニア”秋吉敏子ランクイン
 【MINAMATA】は水俣病の悲哀を描いた反社会性ジャズ。冒頭のそれと分かるメッセージから,純粋にジャズとして楽しむことはできないのだが,曲が進行するにつれ悲しみが募り,それどころではなくなってしまう。曲想が好みではないのだが,超大作&大傑作には違いない。

 くしくも反社会性と言えば,こちらもランクインしたチャールス・ミンガスの代名詞。“ジャズで世間に物申す”。これも“黒人音楽”ジャズの歴史の一部に違いない。

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ヨブ記40章 ヨブは何も言うことがないと認める
小林香織 『ソーラー