『SOLO MONK』の4曲目は【NORTH OF THE SUNSET】(以下【ノース・オブ・ザ・サンセット】)。

 【ノース・オブ・ザ・サンセット】は,セロニアス・モンクの“音・遊び”である。
 セロニアス・モンクは不遇の時代にピアノの響きを,来る日も来る日も,一人自室で研究していたと言う。
 管理人はそんなセロニアス・モンクの実験結果が【ノース・オブ・ザ・サンセット】に色濃く出ている,と思っている。

 このメチャ自由な奔放さ! “飛び跳ねた”感じのアタック音はセロニアス・モンクピアノを“おもちゃ”として楽しんだ足跡!
 そう。遊びまくってピアノの超・おもしろい鳴り方をセロニアス・モンクが1人アトリエで見つけた「宝物」である。

 イントロの“行ったり来たり”にやられてしまう。やっと歩き出したかと思うと,すぐにまた寄り道してしまう。まるでジャッキー・チェンの“酔拳”! 意識がはっきりした状態での“千鳥足”! これぞ“ザ・ユニーク”の決定版である。

 
THELONIOUS MONK : Piano

SOLO MONK-1
Solo Monk
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