『PAT METHENY GROUP』の6曲目は【LONE JACK】(以下【ローン・ジャック】)。

 タイトルは次々と借りまくり&逃げまくる様から? 【ローン・ジャック】はハイ・スピードのコンビネーション! バンド・メンバー全員の超絶技巧に“ウットリ”してしまう。

 特にパット・メセニーギター・プレイが“冴えわたり”イメージとしては,同じナチュラル・トーンのテクニシャン=野呂一生の上級者版。純粋にバンバン弾きまくるパット・メセニーは,紛れもないギター・ヒーローである。

 ライル・メイズキーボードもどことなく“カシオペア・ライク”に聞こえてしまう。ん? 似ても似つかないのだが,直感的に“ウェザー・リポート”ともイメージがかぶってしまった。なぜだろう?(詳細は3分12秒からの展開に注目のこと)。

 話を戻そう。超絶テクに自然と耳が向いてしまうのは事実だが,聴き込む度にハイテク・ナンバーとの印象は薄れていく。
 そう。パット・メセニーライル・メイズも超一流のジャズメンである。いかに“聴かせるか”のツボを心得ている。グングンと聴衆を引き込む“歌心”の虜になる。
 
 
PAT METHENY GROUP
PAT METHENY : 6-and 12-String Guitars
LYLE MAYS : Piano, Oberheim Synthesizer, Autoharp
MARK EGAN : Bass
DAN GOTTLIEB : Drums

PAT METHENY GROUP-1
想い出のサン・ロレンツォ
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