『GROOVE GLOBE』の6曲目は【CAPE VERDE】。

 【CAPE VERDE】は,メイン・テーマの曲調にフルートの使用が相まって“ポップなライト・フュージュン”と言った趣。約20年前の初期「ザ・スクェア」のサウンドに接している気分になる。
 しかしメンバー各自の“アドリブ・タイム”の時間になると,一気に最新の「T−スクェア」サウンドに舞い戻ってくる!

 1分57秒から始まる森岡克司ベースソロが【CAPE VERDE】のハイライト! スクェアのバンド・カラーにはそぐわない森岡克司であるが,このソロ・パフォーマンスには“賛辞”を送りたい。この手のスラップ&超早弾きのベーシストは当代希有。スゴイの一言!

 2分34秒からの安藤まさひろギターソロはエッジが効いたロック・ギター。完全に森岡克司に影響されてしまっている。
 森岡ベースに“触発”されたのは安藤だけではない。3分11秒からの伊東たけしフルートソロが,なぜか激しい。4分19秒からの河野啓三キーボードソロも“ザ・鮮烈”である。

 バリバリのソロが続いただけに,後半のメイン・テーマへの移行で“腰砕け”。良い演奏なのだが“ほんわか”に戻ったとたんに“ふぬけ”に思えてしまう。ウーン。

 
T-SQUARE
MASAHIRO ANDOH : Acoustic Guitar, Electric Guitar
TAKESHI ITOH : Alto Saxophone, Soprano Saxophone, EWI, Flute

Support Musicians
HIROYUKI NORITAKE : Drums
KEIZOH KAWANO : Keyboards, Acoustic Piano
KATSUJI MORIOKA : Bass

Additional Musician
MICHAEL S. KAWAI : Percussion

GROOVE GLOBE-1
GROOVE GLOBE
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出エジプト記37章 食卓
e.s.t. (エスビョルン・スヴェンソン・トリオ) 『ヴァイアティカム