『CLOSE−UP』の1曲目は【SLAM】(以下【スラム】)。


 “タイトなビート”が聴き所である【スラム】こそ,NYフュージョンの象徴! このイントロが流れ出すと“条件反射”的に身体がビートに反応してしまう。

 デヴィッド・サンボーンサックスが“超豪華リズム陣”を乗りこなしていく。ノリノリの「堀越のり」をも越えている?
 【スラム】でのデヴィッド・サンボーンは,まるでロック・バンドのボーカリスト! 硬いトーンで“バリバリ”吹き鳴らし,歌いまくる。(泣きながら)吠えまくっている!

 4分6秒からの“ギャング・ボーカル”との掛け合いは,絶対にライブを意識した作り込み! ライブ! ライブでの大盛り上がり!
 「SELECT LIVE UNDER THE SKY ’92」でのマーカス・ミラー・プロジェクト・フィーチャリング・デヴィッド・サンボーンの“予告編”である。

DAVID SANBORN : Alto Sax
MARCUS MILLER : Bass, Keybords, Percussion Programming
ANDY NEWMARK : Drums, Drum Programming
HIRAM BULLOCK : Lead Guitar
NILE RODGERS : Rhythm Guitar
STEVE JORDAN : Drum Fills, Funky Breakdown Guitar
FRED MAHER : Electronic Drum Technician

Gang Vocals : TERRY BARDANI, CLIFF BRAITHWAITE, ADAM DORN, AVA GARDNER, BIBI GREEN, BILL JONES, MARCUS MILLER, DAVID SANBORN AND WAYMAN TISDALE