『HERE’S LEE MORGAN』の2曲目は【MOGIE】(以下【モギー】)。
【モギー】には,まずジャズを愛することに取り組んだジャズメンの“魂”が宿っている。自分1人だけ先んじることもできるが,どこかで共演者の音とつながっている。全体との調和を優先した各人のソロが心憎い!
メンバー全員が自分の得意とするアドリブを奏でたわけではない。最新のアプローチ,すなわちモード(らしく)演奏しようと,手探りでの体当たりが“音の迷い”に表われてしまった。
勝手知った“手馴れ”からの脱却を試み,このモヤモヤ感を払拭しようと,いつも以上のハイ・テンションが“空回り”か?
しかし管理人には,この熱意こそが“買い”である。【モギー】は,モード習得に向かってチャレンジする,音楽青年たちのドキュメントの記録である。
ほぼ全員均等のパート割りなので,モードの理解度についての“開き”は明白であるが,ここで優劣を付けるのはナンセンスである。
リー・モーガンについてだけ言えば,41秒から,先発のソロイストとして“キラキラ”した例のアドリブをバッチリ披露する。
5分37秒からのアート・ブレイキーとの掛け合いはお見事! 全員のアドリブを聴き終えた後の“2巡目”のソロは「大変上手にできました」賞! この対応力の高さが“早熟”と讃えられた所以であろう。
LEE MORGAN : Trumpet
CLIFFORD JORDAN : Tenor Saxophone
WYNTON KELLY : Piano
PAUL CHAMBERS : Bass
ART BLAKEY : Drums
詩編139編 私は素晴らしく造られている
THE GREAT JAZZ TRIO 『ス・ワンダフル』
【モギー】には,まずジャズを愛することに取り組んだジャズメンの“魂”が宿っている。自分1人だけ先んじることもできるが,どこかで共演者の音とつながっている。全体との調和を優先した各人のソロが心憎い!
メンバー全員が自分の得意とするアドリブを奏でたわけではない。最新のアプローチ,すなわちモード(らしく)演奏しようと,手探りでの体当たりが“音の迷い”に表われてしまった。
勝手知った“手馴れ”からの脱却を試み,このモヤモヤ感を払拭しようと,いつも以上のハイ・テンションが“空回り”か?
しかし管理人には,この熱意こそが“買い”である。【モギー】は,モード習得に向かってチャレンジする,音楽青年たちのドキュメントの記録である。
ほぼ全員均等のパート割りなので,モードの理解度についての“開き”は明白であるが,ここで優劣を付けるのはナンセンスである。
リー・モーガンについてだけ言えば,41秒から,先発のソロイストとして“キラキラ”した例のアドリブをバッチリ披露する。
5分37秒からのアート・ブレイキーとの掛け合いはお見事! 全員のアドリブを聴き終えた後の“2巡目”のソロは「大変上手にできました」賞! この対応力の高さが“早熟”と讃えられた所以であろう。
LEE MORGAN : Trumpet
CLIFFORD JORDAN : Tenor Saxophone
WYNTON KELLY : Piano
PAUL CHAMBERS : Bass
ART BLAKEY : Drums
詩編139編 私は素晴らしく造られている
THE GREAT JAZZ TRIO 『ス・ワンダフル』
コメント一覧 (2)
リーモーの中では,既にモードが鳴り響いています。うん。