『PORTRAIT IN JAZZ』の7曲目は【WHAT IS THIS THING CALLED LOVE?】(以下【恋とは何でしょう】)。
【恋とは何でしょう】のビル・エヴァンスは硬軟自在! 鬼のように激しく鍵盤を叩きつけていくかと思えば,ほんの一瞬,定番の繊細な音もしっかり入れ込んでくる!
“ジャズ・ピアニスト”ビル・エヴァンスとしての“確かな力量”が感じ取れるトラックである。
イントロから始まる3人のインタープレイが実に素晴らしい! そのせいだろう。あまりの出来の良さに乗せられた?ビル・エヴァンスのピアノが,2分24秒から完全に一人で“疾走”してしまっている。ビル・エヴァンスも“人の子”であった。
この強烈なアタックは“あの”スコット・ラファロさえ沈黙させてしまうほど…。
耳慣れないうちは,2分49秒からのベース・ソロが始まると同時に「ああ,ビル・エヴァンス・トリオの演奏だった」と,正気に戻されたものである。
力業が続いた後だけに,もろメゾピアノ?の,4分24秒からのフレーズがメチャ効いている。
BILL EVANS : Piano
SCOTT LaFARO : Bass
PAUL MOTIAN : Drums
歴代誌第二15章 アサの改革
塩谷哲 WITH SALT BAND 『LIVE! LIVE! LIVE!』
【恋とは何でしょう】のビル・エヴァンスは硬軟自在! 鬼のように激しく鍵盤を叩きつけていくかと思えば,ほんの一瞬,定番の繊細な音もしっかり入れ込んでくる!
“ジャズ・ピアニスト”ビル・エヴァンスとしての“確かな力量”が感じ取れるトラックである。
イントロから始まる3人のインタープレイが実に素晴らしい! そのせいだろう。あまりの出来の良さに乗せられた?ビル・エヴァンスのピアノが,2分24秒から完全に一人で“疾走”してしまっている。ビル・エヴァンスも“人の子”であった。
この強烈なアタックは“あの”スコット・ラファロさえ沈黙させてしまうほど…。
耳慣れないうちは,2分49秒からのベース・ソロが始まると同時に「ああ,ビル・エヴァンス・トリオの演奏だった」と,正気に戻されたものである。
力業が続いた後だけに,もろメゾピアノ?の,4分24秒からのフレーズがメチャ効いている。
BILL EVANS : Piano
SCOTT LaFARO : Bass
PAUL MOTIAN : Drums
歴代誌第二15章 アサの改革
塩谷哲 WITH SALT BAND 『LIVE! LIVE! LIVE!』
コメント一覧 (6)
リリカルなピアノと言えば真っ先に思いつくプレイヤーの一人ですね。
”Waltz for Debby”を聞いたことで、ジャズピアノの世界に魅力を感じるようになったことを思い出しました。
ピアニストにとって「リズム感の善し悪し」って大きいですよね。
和仁さんの言わんとしていることはよく分かります。ビル・エヴァンスの影響って実に大きいですよね。特に4部作は個人の嗜好さえ変えてしまう“力”があります。
リリカルな「ワルツ・フォー・デビイ」はJAZZの宣教師的一枚ですね。