“音楽の祭典”2006年度のグラミー賞は,ディクシー・チックスが主要三部門を独占&計五部門を受賞したようですが,管理人的にはディクシー・チックスよりも“ジミに”技術部門のテクニカル賞を受賞したヤマハ!
 レコーディング用の各種機器の開発など長年の貢献が認められての受賞だそうだ。これでヤマハもソニーに追いついたわけで…。

 ん? ジャズフュージョン以外はどうでもよかったですね。
 早速「アドリブログ」の本丸『FIELD 10 − JAZZ』の受賞作の発表で〜す。
 


Category 45 - Best Contemporary Jazz Album

ヒドゥン・ランド★ The Hidden Land
Béla Fleck & The Flecktones
 
 
 
 


Category 46 - Best Jazz Vocal Album

Turned to Blue★ Turned To Blue
Nancy Wilson
 
 
 
 


Category 47 - Best Jazz Instrumental Solo

Some Skunk Funk★ Some Skunk FunkMichael Brecker, soloist /
Track from : Some Skunk Funk (Randy Brecker w/Michael Brecker)
 
 
 
 


Category 48 - Best Jazz Instrumental Album, Individual or Group

THE ULTIMATE ADVENTURE-1★ The Ultimate Adventure
Chick Corea
 
 
 
 


Category 49 - Best Large Jazz Ensemble Album

Some Skunk Funk★ Some Skunk Funk
Randy Brecker With Michael Brecker, Jim Beard, Will Lee, Peter Erskine, Marcio Doctor & Vince Mendoza conducting The WDR Big Band Köln
 
 


Category 50 - Best Latin Jazz Album

SIMPATICO★ Simpático
The Brian Lynch / Eddie Palmieri Project
 
 
 
 


 グラミー賞の“常連”マイケル・ブレッカー(正確にはランディ・ブレッカー名義)が2冠達成! 恐らく来年はマイケル・ブレッカーの遺作が発表 → 最後のグラミー受賞という図式が早くも目に浮かんできます。

 さて,注目の“激戦区”「Category 48」はチック・コリア! チック・ファンとしては勿論うれしいのだが,トリオ・ビヨンドの出来が余りにも良かっただけに,ひそかに応援していた者としては少し複雑。ケニー・ギャレットにしても受賞できたら“一皮むける”大チャンスだったのにぃ…。

 管理人にこう思わせた,チック・コリア自身にも非があるのでは? 奇しくも『スーパー・トリオ』が,スイングジャーナル誌・2006ジャズ・ディスク《金賞》を受賞し,チック・コリアマイケル・ブレッカー以上に“価値ある”2冠達成!

 ただし『スーパー・トリオ』は【スペイン】のフェードアウトにガッカリだったし,聴いてみれば星6つの大傑作である『アルティメット・アドヴェンチャー』なのだが,またもSF作家=ロン・ハバードのコンセプト・アルバムなのが万人向けではないように思う。本当にいい演奏ばかりなのに肝心な部分でどうにも相性が悪い? チック・コリアには名ブレーンを〜!

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ソロモンの歌3章 夜中に愛するあの人のことを考えた
マイルス・デイビス 『ラウンド・アバウト・ミッドナイト