『PARKER’S MOOD』の4曲目は【BILLY’S BOUNCE】(以下【ビリーズ・バウンス】)。

 【ビリーズ・バウンス】の聴き所はたくさんあるが,主役はチャーネット・モフェット! “ブイブイ”言わせる“地を這う”ベースが,観客のボルテージを,否が応でも盛り上げる!

 3分11秒からのロング・ベースソロは,いかにもNYで大受けしそうな,キレ+ノリ+パンチが効いた“正統派”の力技である。
 終盤で聴かせる早弾きはウッド・ベースとしては驚異的! 人気ベーシストチャーネット・モフェットは相当のテクニシャンである。
 特に5分19秒からの26秒までのフレーズが“エレキ・ベースっぽくて”お気に入りである。

 ラスト8分22秒からの3フレーズがバッチリ決まっていて,これには「どうだ,参ったか?」的なポーズ付の画が浮かんでしまう。カッコイイんだろうなぁ。ベーシストっていいよなぁ。

 
SADAO WATANABE : Alto Saxophone
JAMES WILLIAMS : Piano
CHARNETT MOFFETT : Bass
JEFF WATTS : Drums

PARKER'S MOOD-1
PARKER'S MOOD
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