マーカス・ミラー,いかす! 2日目の今夜は“大将”マーカスの“天才ぶり”についてレポートいたします!
公演前の「BN」のキャッチ・コピーは「現代最高峰のスーパー・ベーシスト! 登場!」。正にそうだった!
全編でベースがリードを取って曲が始まる。ベース・ソロがフューチャーされる。素晴らしい。確かにマーカス・ミラーはベース・プレイヤーとして最高の位置にいる。間違いない!
しかし,この評価はマーカス・ミラーを言い表わすには“当たらずとも遠からず”かな? 管理人的には「現代最高峰のスーパー・プロデューサー! 登場!」。うん。これ大正解!
元々マーカス・ミラーはマイルス・デイビスのもとでブレイクしたとはいえ,ジャマイカ・ボーイズの例から明らかなように,デビュー当初からジャズ/フュージョンの枠を越えていた。
今回のステージでそのことを痛感した。例えば1,2,4,6のアップ・ナンバーでのプレイ。マーカス・ミラーのベースとメンバーからなるリフ回しにソロ回し。
もちろんマーカス・ミラーの超絶テクが冴えまくっていましたが,そこにはマーカス・ミラーなりの計算が見て取れた。それこそ“アレンジャー”マーカス・ミラーの仕事。ワッと行っているようで,どこかクール。そう。マーカス・ミラーが他のメンバーの良さをリードしていた。
様々な楽器のマルチ・プレイヤーであるマーカス・ミラーだからできる離れ業。お見事でした。やはりマーカス・ミラーこそ“天才”という称号を受けるにふさわしい。
さて,近年のマーカス・ミラーのファンク指向についてですが,これも2,3,6のカバー曲から明らか。原曲は聴いたことがなかったので,後日マーカスのCDと聴き比べてみましたが,アレンジが効いている。LIVEでは大盛り上がり大会と化していたので,てっきりそんな感じかと思っていましたが…。あんなにノリノリの曲じゃなかったんだ〜。個人的には,なぜもっとジャズ風のアプローチをかけてくれないの? ジャズ/フュージョンの世界に帰っておいで〜,と逆に不満が募りましたけど…。
アンコールは【RUN FOR COVER】を“ちょこっと”交えた【SILVER RAIN】1曲! といっても曲の後半は,メンバー紹介を兼ねたベース・ソロ三昧!
ミーハーな管理人としては【RUN FOR COVER】の“さわり”だけでも聴けてうれしいかった〜。いや,やはり“さわり”だけでは,逆にフラストレーションが溜まる。やっぱりマーカス・ミラーは“じらしの天才”でした。
ファンはもっともっとマーカス・ミラーのベース・プレイを聴きたいと思っている。そのことをマーカスもとっくに肌で感じている。
しかしマーカス・ミラーは決してやらない。スーパーテクをちょい見せする“チラリズム”。それでファンはますます喰らいついてくる。この繰り返し。
ちょうどいいところで,はいここまでよ,では“おあずけを喰らった犬”のように,消化不良でフラストレーションが溜まってしまいます。フレットレス・ベースも聴けなかったし…。
あ〜あ,やっぱり翌日のLIVEにも行くべきだった。2回は見ないと決して満足できないLIVE。くそ〜。
次回こそ“スーパー・ベーシスト”としてのマーカス・ミラーを堪能してみたい。そんなLIVEでした。
さて,この記事はLIVEレポートなので,ステージ後半のセットリストを報告しておきます。
創世記13章 ロトはソドムの近くに天幕を張る
マイルス・デイビス 『ダーク・メイガス』
公演前の「BN」のキャッチ・コピーは「現代最高峰のスーパー・ベーシスト! 登場!」。正にそうだった!
全編でベースがリードを取って曲が始まる。ベース・ソロがフューチャーされる。素晴らしい。確かにマーカス・ミラーはベース・プレイヤーとして最高の位置にいる。間違いない!
しかし,この評価はマーカス・ミラーを言い表わすには“当たらずとも遠からず”かな? 管理人的には「現代最高峰のスーパー・プロデューサー! 登場!」。うん。これ大正解!
元々マーカス・ミラーはマイルス・デイビスのもとでブレイクしたとはいえ,ジャマイカ・ボーイズの例から明らかなように,デビュー当初からジャズ/フュージョンの枠を越えていた。
今回のステージでそのことを痛感した。例えば1,2,4,6のアップ・ナンバーでのプレイ。マーカス・ミラーのベースとメンバーからなるリフ回しにソロ回し。
もちろんマーカス・ミラーの超絶テクが冴えまくっていましたが,そこにはマーカス・ミラーなりの計算が見て取れた。それこそ“アレンジャー”マーカス・ミラーの仕事。ワッと行っているようで,どこかクール。そう。マーカス・ミラーが他のメンバーの良さをリードしていた。
様々な楽器のマルチ・プレイヤーであるマーカス・ミラーだからできる離れ業。お見事でした。やはりマーカス・ミラーこそ“天才”という称号を受けるにふさわしい。
さて,近年のマーカス・ミラーのファンク指向についてですが,これも2,3,6のカバー曲から明らか。原曲は聴いたことがなかったので,後日マーカスのCDと聴き比べてみましたが,アレンジが効いている。LIVEでは大盛り上がり大会と化していたので,てっきりそんな感じかと思っていましたが…。あんなにノリノリの曲じゃなかったんだ〜。個人的には,なぜもっとジャズ風のアプローチをかけてくれないの? ジャズ/フュージョンの世界に帰っておいで〜,と逆に不満が募りましたけど…。
アンコールは【RUN FOR COVER】を“ちょこっと”交えた【SILVER RAIN】1曲! といっても曲の後半は,メンバー紹介を兼ねたベース・ソロ三昧!
ミーハーな管理人としては【RUN FOR COVER】の“さわり”だけでも聴けてうれしいかった〜。いや,やはり“さわり”だけでは,逆にフラストレーションが溜まる。やっぱりマーカス・ミラーは“じらしの天才”でした。
ファンはもっともっとマーカス・ミラーのベース・プレイを聴きたいと思っている。そのことをマーカスもとっくに肌で感じている。
しかしマーカス・ミラーは決してやらない。スーパーテクをちょい見せする“チラリズム”。それでファンはますます喰らいついてくる。この繰り返し。
ちょうどいいところで,はいここまでよ,では“おあずけを喰らった犬”のように,消化不良でフラストレーションが溜まってしまいます。フレットレス・ベースも聴けなかったし…。
あ〜あ,やっぱり翌日のLIVEにも行くべきだった。2回は見ないと決して満足できないLIVE。くそ〜。
次回こそ“スーパー・ベーシスト”としてのマーカス・ミラーを堪能してみたい。そんなLIVEでした。
さて,この記事はLIVEレポートなので,ステージ後半のセットリストを報告しておきます。
創世記13章 ロトはソドムの近くに天幕を張る
マイルス・デイビス 『ダーク・メイガス』
04.PANTHER
05.MAKE UP MY MIND
06.FRANKENSTEIN
アンコール:
07.SILVER RAIN
05.MAKE UP MY MIND
06.FRANKENSTEIN
アンコール:
07.SILVER RAIN