行ってきました! 5/2「FUKUOKA Blue Note」の『矢野沙織SAKURA STAMP」ツアー』1st!

 矢野沙織,やるなぁ! 期待通りのLIVEで高額なチケット代もお安く感じました。えぇ。(といっても,管理人は6,300円→2,000円でしたけど。割引事情の裏話はおいおいと)。
 今回の座席はステージ中央・右端の最前。ジミー・コブの目の前でした。ドラムの大音量に矢野今泉の音がかき消された感もありましたが,そこは心地よいドラミング。逆に気持ちよく盛り上げられちゃいました。

 さて,まずは恒例のメンバー紹介から…

 ★ 矢野 沙織 : Alto Saxphone
 ☆ 今泉 正明 : Piano
 ☆ 増原 巌 : Bass
 ☆ ジミー・コブ : Drums

 今回の「SAKURA STAMP」ツアーは矢野沙織の新作プロモーションでしたが,レコーディング・メンバーはNY在住ゆえ不参加。しかし今の矢野沙織をサポートできる素晴らしいジャズメンが集っていました。
 矢野のファースト・アルバムにも参加したピアノ今泉正明。若手ベーシスト増原巌。そして円熟のリズムを創り出すジミー・コブおじさん。各人のソロも輝いていました。

 「BN」のキャッチ・コピーはこうだ。「天才プレイヤー現わる! ジャズ界期待のサックス奏者初登場!」。正にそうだった!

 矢野沙織について言えば,いい音出してた! メインストリーム・ジャズを志す姿勢に感激した!
 もちろんまだまだ成長途上の“沙織ちゃん”だから,時折,音にばらつきがあるのはご愛敬。そんなことよりも,あの若さでパーカー・フレーズと向き合う姿にまず感動! 本当に私はパーカーが好きなんだ,というメッセージが音を通して伝わってきた。
 それでいてジャズ特有の難解さ,泥臭さを忘れさせる軽やかさと清新さ。このあたりは“18歳”ゆえの特権でしょう。
 あのステージ上での音は,良い意味で2・3年後には出せない音だと思う。矢野沙織の今の音を聴けたことがたまらなくうれしい! そう感じさせる好演でした。

 選曲もよかった。「報道ステーション」で矢野沙織を知った“にわか矢野ファン”にとっては「OPEN MIND」が演奏されず,肩すかしを食わされたのかもしれない。
 しかしこちとらデビューからの“矢野の追っかけ”としては「CONFIRMATION」をアンコールに持ってくる“心憎い演出”に大満足なのである! 特に後半通しの3曲! 完全なハード・バップは圧巻! 次回はステージング編!

 さて,この記事はLIVEレポートなので,ステージ前半のセットリストを報告しておきます。

 
SAKURA STAMP-1
SAKURA STAMP
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