『SMOKIN’ AT THE HALF NOTE』の3曲目は【UNIT 7】(以下【ユニット・セヴン】)。

 【ユニット・セヴン】の“キレ”と“ノリ”は「特A級」の感動品! ウェス・モンゴメリーのオクターブ奏法が,一人カウンターの一人ユニゾン! そこへウイントン・ケリーがのっけてくるもんだから,もう大変! “キレ”と“ノリ”が冴えわたり倍加していく。真にオーバードライブ! ジャズの楽しさがここにある!

 演奏全体が“スインギー”なので,どこからどこまでが,と線引き不能であるが,特に3分後半から5分前半にかけての熱演は,ただ聴いているだけなのにグイグイと上方に引っ張り上げられる,幸福な“浮遊感覚”に襲われる。
 この感覚を文章で説明することは難しいが,分かる人には分かると思う。もし未体験であるなら,是非一度【ユニット・セヴン】で体感していただきたい。手軽に体験できるのに未体験とは「人生勿体ない!」です。

 【ユニット・セヴン】には(ウェス・モンゴメリーに限らず)ジャズギターを好きにならせる“力”があると思っています。

 
WES MONTGOMERY : Guitar
WYNTON KELLY : Piano
PAUL CHAMBERS : Bass
JIMMY COBB : Drums
 
SMOKIN' AT THE HALF NOTE-1
ハーフ・ノートのウェス・モンゴメリーとウイントン・ケリー
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