『MODERN BEAT』の7曲目は【K−BONE SHUFFLE】(以下【Kボーン・シャッフル】)。


 【Kボーン・シャッフル】は,イントロから“グイグイ”押し続ける,清水興チョッパー・ベース東原力哉ドラミングがハイライト!
 ギターが来ようがキーボードが来ようが,一向におかまいなし。フロント陣のバッキングに回ろうとも,ベース太鼓を“叩き”続けていく! この音バランスでは,どちらがソロイストか判別不能である。

 清水興チョッパー・ベースが忙しい。正確な高速ビートを刻みつつ“合いの手で”リードをも取っていく。
 東原力哉バス・ドラムが沸き立っている。特に42秒からのギター・ソロと2分49秒からのWキーボード・ソロのバックで脈打つ,重低音。

 この黄金のリズム隊をバックに,好き放題唄える,岩見和彦は「幸せな男」である。
 2分21秒からの「雄叫び」は間違いなく,岩見和彦が“ギター・ヒーロー”のTOPへと昇りつめたドキュメントである。

NANIWA EXPRESS
RIKIYA HIGASHIHARA : Drums
KOH SHIMIZU : Electric Bass
KAZUHIKO IWAMI : Electric Guitars
MAKOTO AOYAGI : Keyboards, Piano, Tenor Saxophone
KENJI NAKAMURA : Keyboards