『WELCOME TO THE MINORU’S LAND』の9曲目は【1940】。


 「向谷実と輝くオーケストラ」による“楽しい”ビッグ・バンド熱演である。“ノリノリ”のピアノ・コンチェルト形式は,ピアノマン“至福の一時”であろう。ビッグ・バンドが一丸となって,ジャズ・ピアニスト向谷実を盛り上げる!

 これが向谷実の頭の中で鳴り響くビッグ・バンド・サウンド! 多種多様な楽器が次々にソロを披露する! カウント・ベイシーをイメージしたであろう「ワンノート・スタイル」で演奏される向谷実ピアノのリフが,リズム+間+コード進行の舵取り役! 「オール・アメリカン・リズム・セクション」ならぬ「オール・ムカイヤン・リズム・セクション」である。

 【1940】最大の聴き所は,登場する全てのソロイスト達のスーパー・プレイであろう。特にアドリブが素晴らしい。これは「20の顔を持つ男?」=向谷実キーボード・プレイヤーだからこそできる“職人芸”である。いい仕事しているなぁ。  

 4分10秒からの「もう一回!」の大合唱は,生カシオペアライブでの録音! 管理人の声も含まれているのかなぁ。

MINORU MUKAIYA : Keyboards, Piano