
『EARTH WALK』の3曲目は【WHERE OR WAYNE】(以下【ホエア・オア・ウェイン】)。
【ホエア・オア・ウェイン】は,ジャック・デジョネットから,ウェイン・ショーターへ捧げられた一曲。
このノリは最高だ! ウェイン・ショーターの60年代ハード・バップの名演が,時を経て,現代のテクノロジーで蘇った! グレッグ・オズビーがウェイン・ショーターなら,マイケル・ケインはハービー・ハンコック! このシンセが“効きに効きまくっている”! ジャック・デジョネットの狙い通り,この“雄大なスケール感”にKOされてしまう。
イントロから4人によるユニゾン全開であるが,58秒からは“一抜け”したグレッグ・オズビーのソプラノ・サックスが,ピアノ,ベース,テナー・サックスの上空を縦横無尽に駆け抜ける! これぞスペシャル・エディション+ウェイン・ショーターの絶品コラボである。
【ホエア・オア・ウェイン】は,メンバー全員でアドリブを紡いでいく,その“生き様”が聴き所満載なのであるが,ここでは多くは語らない。ここで是が非でも語らねばならないのは,ただ一点! そう。自分のソロ以外で聴かせる“刺激的なバッキング”である。
特筆すべきは21秒,1分18秒,2分38秒,4分5秒,6分56秒,8分0秒からのシンセのバック・コーラス! とにかく最高! このバッキングを聴くだけでも価値があると思っている。
CD視聴(試聴)・購入はジャケット写真から
JACK DeJOHNETTE SPECIAL EDITION
JACK DeJOHNETTE : Drums
MICKAEL CAIN : Piano and Synthesizers
GARY THOMAS : Tenor Saxophone and Flute
GREG OSBY : Alto and Soprabo Saxophone
LONNIE PLAXICO : Bass

アース・ウォーク

コメント
コメント一覧 (2)
かじりついて聴いた,とは凄いですね。今CDで聴いても,またかじりつくのでは?