『EMERGENCY!』の1曲目は【EMERGENCY】(以下【エマージェンシー】)。
【エマージェンシー】は,非常事態宣言&戒厳令発動中のような不穏なムードと空気感! テーマの響きが情緒不安定へと一気に誘う切れ味である。この重量感が,わずか3人のオルガン・トリオの演奏だとは信じ難い。今聴いても驚異的である。
やっぱりトニー・ウィリアムスのド迫力・ドラミング! ドラムの強烈なプッシュを受けたギターとオルガンが極上リズムに絡みつき,これまた“ぶっ飛んでいく”! 基本,トニー・ウィリアムスのドラミングの変化に呼応した「アドリブ合戦」が延々繰り広げられている。壮絶な撃ち合いである。
再度,やっぱりトニー・ウィリアムスのド迫力・ドラミング! イントロのドラム・ロールからわずか数秒でMAXに持っていく肩作りの早さはタイガース・藤川球児並み。そして4分38秒からの,ブレーキの効いた4ビートはソフトバンク・杉内俊哉並み。
おおっと脱線。7分後半からの連打は“爆撃機”と称されたデニス・チェンバースと張っている。
ジョン・マクラフリンのノイジーなフレーズと実際のアンプ・ノイズも最高だし,ラリー・ヤングの控え目だが“ここぞ”という時のアドリブもいい。
そう。【エマージェンシー】は「ライフライム」の3人がバンドとして一体となった瞬間のドキュメント! きっと読者の皆さんの背筋にも“稲妻”が走りますよっ。
THE TONY WILLIAMS LIFETIME
TONY WILLIAMS : Drums, Vocal
JOHN McLAUGHLIN : Guitar
LARRY YOUNG : Organ
アモス書8章 神の言葉の飢饉
向井滋春 Jクインテット・フィーチャリング・大西順子 『J5』
【エマージェンシー】は,非常事態宣言&戒厳令発動中のような不穏なムードと空気感! テーマの響きが情緒不安定へと一気に誘う切れ味である。この重量感が,わずか3人のオルガン・トリオの演奏だとは信じ難い。今聴いても驚異的である。
やっぱりトニー・ウィリアムスのド迫力・ドラミング! ドラムの強烈なプッシュを受けたギターとオルガンが極上リズムに絡みつき,これまた“ぶっ飛んでいく”! 基本,トニー・ウィリアムスのドラミングの変化に呼応した「アドリブ合戦」が延々繰り広げられている。壮絶な撃ち合いである。
再度,やっぱりトニー・ウィリアムスのド迫力・ドラミング! イントロのドラム・ロールからわずか数秒でMAXに持っていく肩作りの早さはタイガース・藤川球児並み。そして4分38秒からの,ブレーキの効いた4ビートはソフトバンク・杉内俊哉並み。
おおっと脱線。7分後半からの連打は“爆撃機”と称されたデニス・チェンバースと張っている。
ジョン・マクラフリンのノイジーなフレーズと実際のアンプ・ノイズも最高だし,ラリー・ヤングの控え目だが“ここぞ”という時のアドリブもいい。
そう。【エマージェンシー】は「ライフライム」の3人がバンドとして一体となった瞬間のドキュメント! きっと読者の皆さんの背筋にも“稲妻”が走りますよっ。
THE TONY WILLIAMS LIFETIME
TONY WILLIAMS : Drums, Vocal
JOHN McLAUGHLIN : Guitar
LARRY YOUNG : Organ
アモス書8章 神の言葉の飢饉
向井滋春 Jクインテット・フィーチャリング・大西順子 『J5』
コメント一覧 (2)
トニーの「無段階自動変速機」内蔵のごとき切替えの早さ! 私も圧倒されています。