キース・ジャレット・トリオの新作『マイ・フーリッシュ・ハート』を聴き込みすぎたがゆえの“裏ワザ”「ヘッドフォン批評」シリーズ! 棚ボタ・好評連載?の今夜は第3話の最終話です。

 これまで“高級アウトプット・オーディオ”としてのヘッドフォンについて批評してきたが,今夜は“身近な携帯オーディオ”としてのヘッドフォンについて書いてみたい(ただし短編)。

 そもそもヘッドフォンと聞いて“高級アウトプット・オーディオ”を思い浮かべる人などオーディオ・マニア以外にはいないであろう。
 やはりヘッドフォンの本分は「WALKMAN」とか「iPOD」とかの“身近な携帯オーディオ”の一部。これで決まりである。

 さて,ここからが難しい。一口に“身近な携帯オーディオ”の一部と言っても,ヘッドフォン選びは携帯オーディオに何を求めるかで大きく異なる。例えば,軽さを求めるのか,音質なのか,ファッションなのか,音漏れなのか…。
 管理人は上述の4項目全てを求める! 当然そんな製品など見つからない。ゆえに2つをTPOに合わせて兼用している。

 音質重視&音漏れ防止タイプにはAUDIO−TECHNICAオーディオテクニカ)の「ATH−F5E」であるし,軽量&スタイリッシュ・タイプならSONYソニー)の「MDR−G73SP」である。
 ただしTPO兼用といえども,やっぱり「帯に短したすきに長し」。とりわけ「MDR−G73SP」は,サイズがジャスト・フィットせず,長時間かけていると耳が痛くなる。結果,CDウォークマンのお供にはいつまでも付属品が…。大失敗である。

 さて『マイ・フーリッシュ・ハート』を,いろいろな音で聴きたいがばかりに3日間続けた「ヘッドフォン批評」でしたが,今夜で手持ちのヘッドフォン5台全てを紹介し終えることができました。お付き合いいただきましてありがとうございました。

 再度,ヘッドフォン批評があるとすれば,それは「STAX」だ!? くそ〜,いつか絶対買ってやるぅ!?

ATH-F5E  MDR-G73SP
ソニー ヘッドフォン MDR-G73SP
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