『COOL STRUTTIN’』の4曲目は【DEEP NIGHT』(以下【ディープ・ナイト】)。
【ディープ・ナイト】にこそ“日本人が愛した”ソニー・クラークの魅力が全て詰まっている。そう。マイナー調を基本に「軽快なノリと深み」が同居している。
中盤でこそアート・ファーマーとジャッキー・マクリーンが絡んでいるが,フロント2管の出入りがスムーズなせいか,基本的にはピアノ・トリオの印象が強い。それもこれも前テーマと後テーマの出来が良い証拠である。
56秒からのソニー・クラークのアドリブには“突然世界が明るくなった”感がある。視界良好でメリハリの効いた軽快なタッチに,毎回唸らされてしまう。“ワビサビ”の潜在意識を直撃するこの演奏,きっと日本人なら大好きだと思う。
そして忘れてならないのが,ソニー・クラークの魅力を何倍にも増幅させて聴かせる,アート・ファーマーのトランペット・ソロとジャッキー・マクリーンのアルト・ソロ! フロント2管の印象が薄いと書いたが,正確にはピアノ・トリオに“溶け込み・馴染んだ”アドリブが“じわりじわり”効いている!
SONNY CLARK : Piano
ART FARMER : Trumpet
JACKIE McLEAN : Alto Sax
PAUL CHAMBERS : Bass
PHILLY JOE JONES : Drums
申命記7章 イスラエルが選ばれた理由
ビル・エヴァンス 『エクスプロレイションズ』
【ディープ・ナイト】にこそ“日本人が愛した”ソニー・クラークの魅力が全て詰まっている。そう。マイナー調を基本に「軽快なノリと深み」が同居している。
中盤でこそアート・ファーマーとジャッキー・マクリーンが絡んでいるが,フロント2管の出入りがスムーズなせいか,基本的にはピアノ・トリオの印象が強い。それもこれも前テーマと後テーマの出来が良い証拠である。
56秒からのソニー・クラークのアドリブには“突然世界が明るくなった”感がある。視界良好でメリハリの効いた軽快なタッチに,毎回唸らされてしまう。“ワビサビ”の潜在意識を直撃するこの演奏,きっと日本人なら大好きだと思う。
そして忘れてならないのが,ソニー・クラークの魅力を何倍にも増幅させて聴かせる,アート・ファーマーのトランペット・ソロとジャッキー・マクリーンのアルト・ソロ! フロント2管の印象が薄いと書いたが,正確にはピアノ・トリオに“溶け込み・馴染んだ”アドリブが“じわりじわり”効いている!
SONNY CLARK : Piano
ART FARMER : Trumpet
JACKIE McLEAN : Alto Sax
PAUL CHAMBERS : Bass
PHILLY JOE JONES : Drums
申命記7章 イスラエルが選ばれた理由
ビル・エヴァンス 『エクスプロレイションズ』
コメント一覧 (2)
流石分かってますね〜。「テナーだと重過ぎる」は至言です。