
そう。ジャズ・ピアニストの上原ひろみがゲスト出演しました。1月30日発売のチック・コリアとの“夢の”共作『デュエット』のプロモーションです。
この年末年始に限らず,管理人が自宅で午前中を過ごす場合は,大抵,FMの流し聞き。それにしてもこの1週間はかなりの時間FM放送を聞いていた。“年末恒例”のカウントダウン番組を聞いて1年間のヒット曲をまとめてチェック! 急速に流行歌が分からなくなってきたのは,オヤジに片足突っ込んだ証拠です。
さて,本当は年末年始のラジオ批評としては,上原ひろみの「ディア・フレンズ」ではなく,NHK−FMで12/29,30日に放送された「プレイバック 東京ジャズ2007」を批評するつもりでした。
がっ,あまりの感動と9時間40分という長時間の放送量に圧倒され,今回はやむなく“封印”を決意した次第です。( ← 今年の初ウソです。いつも午後自宅で過ごす場合はCD三昧なので,気付いた時には放送終了1時間前。ネタ不足ゆえのお蔵入りです )
そんな“傷心?”の管理人を癒やしてくれたのが「ディア・フレンズ」から流れ出る,上原ひろみの“声”でした。あのほのぼのとした話し方は,ステージ・パフォーマンスとは正反対! 素の上原ひろみは“少女のまんま”でした。
ラジオを流し聞きしていると,読者の皆さんが想像する以上に“頻繁に”ジャズメンがゲスト出演しています。本当ですよ。その度に「アドリブログで記事にしようかなぁ」と思ったりもするのですが,普段は流し聞き=ながら聞き! 記事にする前に忘れてしまうの繰り返しでボツ。
大晦日のゲスト出演とはラッキー。なぜなら管理人に時間の余裕があったから。しかし上原ひろみにとってはアンラッキー。だって大晦日って世間ではみな忙しいはず。一体どれくらいの人が上原ひろみの美声を聞いたことでしょう。
DJ赤坂泰彦とのトークでは,新作『デュエット』のプロモーションは勿論,世界ツアーで旅した高地で頭痛がする中演奏したことや,結婚のこと,そして「自分にないものを持っている人たちと共演することで,自分では見えない自分を発見できる」と,オスカー・ピーターソン,矢野顕子,ドリカムとの共演“秘話”について話してくれた。
管理人が特に興味深かったのは,チック・コリアとの出会いのエピソード! ここまでの詳細な裏話は(恥ずかしながら)初めて聞きました。以下,トークの大筋です。
浜松から東京へピアノのレッスンを受けに来ていた上原ひろみのビルの中にスタジオがあった → そこにチック・コリアがリハーサルで来ていた → 同じビル内に「チック・コリアがいる」と聞きつけ,握手だけでもと挨拶に → ピアノを習っているの? おじさんにもピアノを弾いて聞かせて → チック・コリア驚愕。明日のステージに出演しないか? → その時着ていた「東京お出かけ用のワンピース」を着てステージのラストで大登場!
恐らくチック・コリアの元には毎日,スタッフ試聴の段階でボツとされるデモ・テープが送られてくることでしょうから,この偶然が偶然を呼んだ“夢物語”に一人大興奮! 上原ひろみはチャンスにも恵まれた「選ばれしシンデレラ・ガール」でありました。
「来年もライブ,ライブの毎日にしたい」と2008年の抱負を語った上原ひろみ。「ドライビング・ミュージック」でのリクエスト曲は,ジェリー・リー・ルイスの【火の玉ロック】。今年もアメリカ全土を車で“ガンガン”駆け巡るつもりである。
マラキ書2章 祭司の唇は知識を保つべき
アート・ファーマー 『モダン・アート』
コメント一覧 (6)
トーク弾んでいたのかなぁ。「ディア・フレンズ」は,飯星景子〜坂上みき〜石井竜也〜恵俊彰と聞いていますが,正直,赤坂泰彦が一番ダメ。赤坂泰彦は「ミリオンナイツ」みたいなノリの番組でないと…。
こちらこそ,今年もよろしくお願いいたします。
コメント有難うです。
確かに Aが抜けていました。
お恥ずかしい限りです。
有難うございました。
これからもびしばしご指摘を
お願いいたします。
それでは本日の応援
次回は 高橋 尚子選手と走り
ながらご訪問!
まさにおっしゃる通りです。与えられたチャンスを逃さす掴み取った,全ては上原ひろみの実力です。仮にチック・コリアと出会わなくとも世界デビューしたことと思っています。
「猿も木から落ちる」ですね。これからも生きた英語を教えてくださ〜い。