『DEXTER CALLING...』の4曲目は【THE END OF A LOVE AFFAIR】(以下【情事の終わり】)。
ミディアム・テンポでスインギーな【情事の終わり】に,不適切な関係の後ろめたさは感じない。切れそうで切れない。離れようとすればする程,欲情の深みにハマりこむ。あっ,これってジャズのお話でしたっけ?
デクスター・ゴードンの“アルト・ライクな野太いテナー”が快調にスイングしていく! 2分56秒で,声が裏返ってしまうが,そこはデックス特有のご愛敬。ここを持ってして熱演とするのは邪道である。
デクスター・ゴードンの“歌もの”は,メロディを聴かせつつもアドリブでキメを打つ! ケニー・ドリューの名サポートを受けた【情事の終わり】でも,豊かなメロディと豪快なブローが見事に共存している。
DEXTER GORDON : Tenor Sax
KENNY DREW : Piano
PAUL CHAMBERS : Bass
PHILLY JOE JONES : Drums
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「男は度胸。女は愛嬌」ですよね。