『MY BALLADS』の5曲目は【SECRET ISLAND】(以下【シークレット・アイランド】)。
【シークレット・アイランド】におけるMALTAの存在感は薄い。ソプラノ・サックスを吹いているせいなのか,ストリングスの“リード・ソプラノ奏者”的な演奏である。
【シークレット・アイランド】の聴き所は,ドン・グルーシン! 3人の名手=ネイサン・イーストのベース,ヴィニー・カリウタのドラム,ポリーニョ・ダ・コスタのパーカッションをバランス良く配置し,シンセが映える“ドン・ワールド”を構築している。
しかし,いつ聞いてもドン・グルーシンのシンセは“アコースティック・タッチ”である。オスカー・カストロ・ネヴィスとの相性は,同じギターのダン・ハフ以上! とにもかくにも管理人には【シークレット・アイランド】のキーボード・プレイヤーはドン・グルーシン以外に考えられません。素晴らしい。
MALTA : Soprano Sax
DON GRUSIN : Synthesizers
DANN HUFF : Electric Guitar
NATHAN EAST : Electric Bass
VINCE COLAIUTA : Drums
PAULINHO DA COSTA : Percussion
OSCAR CASTRO NEVES : Acoustic Guitar Solo
Strings Section/Concert Master : GERRY VINCI
コメント
コメント一覧 (2)
MALTAの灰汁のなさをドン・グルーシンがかっさらっています。MALTAがアルトを持ちさえすればドン・グルーシンも気軽に近寄れなかったのに?