『GETZ/GILBERTO FEATURING ANTONIO CARLOS JOBIM』の2曲目は【DORALICE】(以下【ドラリセ】)。
『ゲッツ/ジルベルト』の中では人気薄の【ドラリセ】であるが,この地味さ加減がジャズ・ファンにはかえって大受けである。そう。管理人も多分に洩れず,スタン・ゲッツの“ジャズ・サンバ”を堪能したい時には,迷わず【ドラリセ】を選曲してしまう。
1分25秒から1分強のアドリブが最高にスイングしている! スタン・ゲッツのクール・テナーに,ミルトン・バナナとジョアン・ジルベルトが創り出すボッサの“乾いた”リズムが“ほんのり”遠くで鳴り続ける。この“阿吽の”距離感がスタン・ゲッツをいつになく本気にさせている。
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STAN GETZ : Tenor Sax
ANTONIO CARLOS JOBIM : Piano
JOAO GILBERTO : Guitar, Vocal
TOMMY WILLIAMS : Bass
MILTON BANANA : Drums
ASTRUD GILBERTO : Vocal
コメント
コメント一覧 (2)
分かりますよ。ゲッツの魅力たっぷりなのに寝てしまいそうになる感じ。これをクール・テナーの一言で片付けてはオンチでしょう。【ドラリセ】の持つ本質だと思います。でも私たちって分かり合えていますよね。って気持ちワル〜?