『CHET BAKER & CREW』の4曲目は【REVELATION】(以下【レヴェレーション】)。
【レヴェレーション】は,ハード・バップの黒リズムに絶品メロディ! “クセになる”ブルースである。
フィル・アーソのテナー・サックスが明るく響き,ノリノリ・テーマに華を添えていく。対照的にチェット・ベイカーのトランペットは,クールに抑えた“重石”のような存在感。
このフロントが光り輝く要因こそ,ボビー・ティモンズ! ピアノ・ソロも聴き所応えがあるが,何と言ってもゴスペル調のバッキング! ボビー・ティモンズのピアノが“フロントの抑揚”を演出している。
そしてもう一人。ピーター・リットマンが最後尾からあおるあおる! 2分50秒以降と3分14秒以降での2回のドラム・ソロが超ダイナミック。ここが【レヴェレーション】!
CHET BAKER : Trumpet
PHIL URSO : Tenor Sax
BOBBY TIMMONS : Piano
JIMMY BOND : Bass
PETER LITTMAN : Drums
コメント
コメント一覧 (2)
プロデューサーの眼力+偶然のハプニング=名盤誕生の法則です。