『CHET BAKER & CREW』の3曲目は【HALEMA】(以下【ハレマ】)。

 【ハレマ】は“朗々とした”聴かせる演奏に終始している。このソフトなハーモニーが絶品のテーマにベスト・マッチ。明るい哀愁の世界を構築している。

 1分31秒からのフィル・アーソテナーソロが“鼻歌”ならば,2分14秒からのボビー・ティモンズピアノソロは“小粋な”アドリブで見事にスイングしている。

 【ハレマ】におけるチェット・ベイカートランペットは,概ねマイク替わりの道具である。
 チェット・ベイカーのフレーズは,もろヴォーカルそのまんま。絶品のユニゾン・パート以外は歌った方が早かったような…。

 
CHET BAKER : Trumpet
PHIL URSO : Tenor Sax
BOBBY TIMMONS : Piano
JIMMY BOND : Bass
PETER LITTMAN : Drums

CHET BAKER & CREW-1
チェット・ベイカー&クルー
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