『OUT LOUDER DISC 1』の5曲目は【TOOTIE MA IS A BIG FINE THING】(以下【トゥーティー・マ・イズ・ア・ビッグ・ファイン・シング】)。
 
 【トゥーティー・マ・イズ・ア・ビッグ・ファイン・シング】は,リズムに乗り切った所で始まる,メンバー全員のソロ廻しによる“ブレイクアウト”が実に楽しい。おっとっと,おっとっと…。

 主役はクリス・ウッドウォーキング・ベース! アドリブ・タイム以外でもメデスコを“ぐいぐい引っ張り上げる”強烈なスイング・ビート!
 1分13秒以降,3分3秒以降,3分47秒以降でのベースソロの方がテクニカルな分,落ち着いて聴けると感じるくらい,リズムの底を突き上げている。

 クリス・ウッドがこうだから,ビリー・マーティンの“乾いた”ドラミングが生きる。
 ベースがリズムの底ならばハイハットがリズムの山である。“跳ね系”【トゥーティー・マ・イズ・ア・ビッグ・ファイン・シング】を,現代最高峰のリズム隊が見事に演出している。

 
MEDESKI SCOFIELD MARTIN & WOOD
JOHN MEDESKI : Keyboards
JOHN SCOFIELD : Guitars
BILLY MARTIN : Drums, Percussion
CHRIS WOOD : Basses

OUT LOUDER-1
OUT LOUDER
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