昨日,テレビ東京(TVQ九州)にて「みゅーじん(音遊人) 第105回:T−SQUARE」が放送されました。
「デビュー30周年を迎えた“我らが”T−SQUAREを30分で放送するとは『一年に対して一分』ではないか。短すぎる。テレビ東京もいい根性してる」。「しっかし,安藤さんも伊東さんも歳喰ったなぁ」。
いきなりの毒舌ですみません。これは番組開始5分間の管理人の“つぶやき”でしたが,番組終了後には「T−SQUAREを少しでも取り上げてくださり,ありがとうございます」でした。いやぁ,濃密な30分間。スクエア・サウンドは今現在も進化し続けていた。そう。歳を喰ったのは管理人の方でしたね。
伊東たけしの何と若々しいこと! “お宝映像”として伊東たけしの“ロードレーサーぶり”が放映されていましたが,オフには一日50kmは自転車を漕いでいるそうだ。ロードワークと音楽に直接の関係はないのだがが,自転車を漕ぐと「テンションが上がり覚醒される」らしい。「風を切って五感を研ぎ澄ますことがサックスにも好影響を及ぼす」のだと語っていた。私生活でもジャズ/フュージョン! 伊東たけしは“根っからの”ジャズメンでありプロ・ミュージシャンであった。
そう言えば「みゅーじん(音遊人)」ではT−SQUAREのことを「フュージョン・バンド」ではなく「ポップ・インストゥルメンタル・バンド」と紹介していた。これは「ポップ・クリエイティヴ」を名乗ったカシオペアの二番煎じなのか? だとしたら活動休止の間の手が…。あっ,それなら大丈夫!? T−SQUAREはすでに半活動休止の危機を乗り越えてきたんですよねっ。
さてさて本題。T−SQUAREと来れば安藤まさひろであり伊東たけしのはずである。しかし番組の主役は坂東慧と河野啓三であった。
番組前半のハイライトは,今やT−SQUAREの“大黒柱”と称される天才ドラマー=坂東慧! 伊東たけしのソロ・ライブにも抜擢される“凄い”ドラミングは,人一倍の練習量の賜物だった。
坂東慧の練習風景が流されたが,まずは一定のリズムでスネア・ドラムを叩くだけの単調な練習を2時間。さらに華麗なスティック捌きでもう6時間。毎日8時間もドラムを叩いているらしい。驚きである。
もうすでに“天才”と呼ばれる抜群のテクニックを持っている坂東慧が,そして世界のナベアツの着ボイスを着メロとして愛用している“今風の”坂東慧がそこまでガムシャラに練習に励んでいるのには訳があった。「T−SQUAREは“憧れ”でした。自分でもこういうバンドをやってみたいと思っていましたが,まさか入れるとは思っていなかったので…」。うん。坂東慧最高! ドラミングも最高でありますが,T−SQUAREのファン仲間としても最高なのであります。もう一生,スクェアを愛し続けちゃって〜。
ライブ終わりの伊東たけしの坂東慧評が流された。「もう凄いですよ,奴は。ちょっとついていけないぐらい後ろから思いっきりあおられた。若さについてけないことはないけど…。お前まだ青いな」。うんうん。年齢差29歳のメンバーからもメチャ愛されている。坂東慧の“T−SQUARE愛”が確実に伝わっている! 原辰則の“GIANTS愛”に100倍勝っている!
番組後半のハイライトは,9月27日に行われた「T−SQUARE30周年記念コンサート“野音であそぶ”2008」の秘蔵映像。ここで“バンマス”河野啓三の大登場!
「T−SQUARE30周年記念コンサート“野音であそぶ”2008」には,総勢15名の“個性丸出し”の先輩メンバーが共演する。自由にやらせても即座に何とでもできてしまうバカテク集団の面々であるが,逆に収拾がつかなくなる危険も…。
そこで河野啓三は大人数でのリハーサルを想定し譜面を書いた。黙々と何十枚も…。河野は言う。「譜面を書かなくてもうまくいくが,僕が書くことでスムーズに行くんだったら僕は何でもやる」。ツワモノ揃いの15名を仕切ったのは,安藤でも伊東でもなく河野だった。今や河野啓三こそがT−SQUAREの“心臓”なのである。
ところで,昨夜の「みゅーじん(音遊人)」のサブタイトルは「長寿バンドの秘密:アンチエイジングな30年」であった。坂東慧と河野啓三という“新生”T−SQUAREの若きメンバーを軸とした構成に,サブタイトルへの疑問が…。「安藤さんと伊東さんがあんまり出てこないなぁ」。
答えは安藤まさひろと伊東たけしへの番組エンディングでのインタビューの中で提示されていた。安藤まさひろがこう語り始める。「10回以上のメンバーチャンジ。30年間に22名の新しい血がバンド内に入っている。メンバー・チェンジがあったから30年以上続いている。素晴らしい人間と巡り会えたのは音楽をもしかしたら超えている」。伊東たけしも“野音であそぶ”での15名との共演直後の感想をこう漏らしていた。「みんな凄いや。どんどん変化しているしどんどん進化している」。
そう。安藤まさひろが語ったように,T−SQUAREが30年間も存続できた理由こそ「長い歴史と新しい感性の融合」なのであろう。だからこそ伊東たけしが証言したように今現在も“スクエア・サウンド”は進化し続けているのだ。
「そろそろ若い2人にスクェアをまかせちゃおうか,と思うことがある」と安藤が笑って語っていた。そう。「バンドは生き物,まだまだ変わる」! 管理人はどんなに姿かたちを変えようとも,生涯,T−SQUAREについて行きます!
ペテロ第一2章 生きた石が,聖なる力によって建てられている家を構成する
ボボ・ステンソン 『ヴェリー・アーリー』
「デビュー30周年を迎えた“我らが”T−SQUAREを30分で放送するとは『一年に対して一分』ではないか。短すぎる。テレビ東京もいい根性してる」。「しっかし,安藤さんも伊東さんも歳喰ったなぁ」。
いきなりの毒舌ですみません。これは番組開始5分間の管理人の“つぶやき”でしたが,番組終了後には「T−SQUAREを少しでも取り上げてくださり,ありがとうございます」でした。いやぁ,濃密な30分間。スクエア・サウンドは今現在も進化し続けていた。そう。歳を喰ったのは管理人の方でしたね。
伊東たけしの何と若々しいこと! “お宝映像”として伊東たけしの“ロードレーサーぶり”が放映されていましたが,オフには一日50kmは自転車を漕いでいるそうだ。ロードワークと音楽に直接の関係はないのだがが,自転車を漕ぐと「テンションが上がり覚醒される」らしい。「風を切って五感を研ぎ澄ますことがサックスにも好影響を及ぼす」のだと語っていた。私生活でもジャズ/フュージョン! 伊東たけしは“根っからの”ジャズメンでありプロ・ミュージシャンであった。
そう言えば「みゅーじん(音遊人)」ではT−SQUAREのことを「フュージョン・バンド」ではなく「ポップ・インストゥルメンタル・バンド」と紹介していた。これは「ポップ・クリエイティヴ」を名乗ったカシオペアの二番煎じなのか? だとしたら活動休止の間の手が…。あっ,それなら大丈夫!? T−SQUAREはすでに半活動休止の危機を乗り越えてきたんですよねっ。
さてさて本題。T−SQUAREと来れば安藤まさひろであり伊東たけしのはずである。しかし番組の主役は坂東慧と河野啓三であった。
番組前半のハイライトは,今やT−SQUAREの“大黒柱”と称される天才ドラマー=坂東慧! 伊東たけしのソロ・ライブにも抜擢される“凄い”ドラミングは,人一倍の練習量の賜物だった。
坂東慧の練習風景が流されたが,まずは一定のリズムでスネア・ドラムを叩くだけの単調な練習を2時間。さらに華麗なスティック捌きでもう6時間。毎日8時間もドラムを叩いているらしい。驚きである。
もうすでに“天才”と呼ばれる抜群のテクニックを持っている坂東慧が,そして世界のナベアツの着ボイスを着メロとして愛用している“今風の”坂東慧がそこまでガムシャラに練習に励んでいるのには訳があった。「T−SQUAREは“憧れ”でした。自分でもこういうバンドをやってみたいと思っていましたが,まさか入れるとは思っていなかったので…」。うん。坂東慧最高! ドラミングも最高でありますが,T−SQUAREのファン仲間としても最高なのであります。もう一生,スクェアを愛し続けちゃって〜。
ライブ終わりの伊東たけしの坂東慧評が流された。「もう凄いですよ,奴は。ちょっとついていけないぐらい後ろから思いっきりあおられた。若さについてけないことはないけど…。お前まだ青いな」。うんうん。年齢差29歳のメンバーからもメチャ愛されている。坂東慧の“T−SQUARE愛”が確実に伝わっている! 原辰則の“GIANTS愛”に100倍勝っている!
番組後半のハイライトは,9月27日に行われた「T−SQUARE30周年記念コンサート“野音であそぶ”2008」の秘蔵映像。ここで“バンマス”河野啓三の大登場!
「T−SQUARE30周年記念コンサート“野音であそぶ”2008」には,総勢15名の“個性丸出し”の先輩メンバーが共演する。自由にやらせても即座に何とでもできてしまうバカテク集団の面々であるが,逆に収拾がつかなくなる危険も…。
そこで河野啓三は大人数でのリハーサルを想定し譜面を書いた。黙々と何十枚も…。河野は言う。「譜面を書かなくてもうまくいくが,僕が書くことでスムーズに行くんだったら僕は何でもやる」。ツワモノ揃いの15名を仕切ったのは,安藤でも伊東でもなく河野だった。今や河野啓三こそがT−SQUAREの“心臓”なのである。
ところで,昨夜の「みゅーじん(音遊人)」のサブタイトルは「長寿バンドの秘密:アンチエイジングな30年」であった。坂東慧と河野啓三という“新生”T−SQUAREの若きメンバーを軸とした構成に,サブタイトルへの疑問が…。「安藤さんと伊東さんがあんまり出てこないなぁ」。
答えは安藤まさひろと伊東たけしへの番組エンディングでのインタビューの中で提示されていた。安藤まさひろがこう語り始める。「10回以上のメンバーチャンジ。30年間に22名の新しい血がバンド内に入っている。メンバー・チェンジがあったから30年以上続いている。素晴らしい人間と巡り会えたのは音楽をもしかしたら超えている」。伊東たけしも“野音であそぶ”での15名との共演直後の感想をこう漏らしていた。「みんな凄いや。どんどん変化しているしどんどん進化している」。
そう。安藤まさひろが語ったように,T−SQUAREが30年間も存続できた理由こそ「長い歴史と新しい感性の融合」なのであろう。だからこそ伊東たけしが証言したように今現在も“スクエア・サウンド”は進化し続けているのだ。
「そろそろ若い2人にスクェアをまかせちゃおうか,と思うことがある」と安藤が笑って語っていた。そう。「バンドは生き物,まだまだ変わる」! 管理人はどんなに姿かたちを変えようとも,生涯,T−SQUAREについて行きます!
ペテロ第一2章 生きた石が,聖なる力によって建てられている家を構成する
ボボ・ステンソン 『ヴェリー・アーリー』
コメント一覧 (6)
あー僕もみゅーじん観たかったです。
本田雅人さんってTスクエアに入ってましたよね?番組では全く触れられてなかったようですが、後追いモノなんで分からないんですけど、Tスクエアの歴史の中で本田さん時代は、触れちゃイケナイよ的なものがあるんでしょうか?本田さんも天才ですもんね。
本田雅人はスクェアの“至宝”であり,本田時代はスクェアの“黄金伝説”です。なのに高貴すぎて触れられないのか,はたまた伊東さんとの絡みがあるのか,公然と語りにくい雰囲気が存在するのも事実です。
本田くんはスクェア脱退後も『グラヴィティ』での【JSB】には参加しています。ソロでもスクェア時代の曲を演奏しますし「ニセスクェア」を率いてもいるわけで,安藤さんとの関係も良好に思えますが,今年の「スーパーバンド」にはCDにもライブにも不参加とは,もしかして?
いえいえ。単に30分という放送時間のせいです。2008年版のT−スクェアであっても本田雅人抜きにはバンドの本質は語り尽くせません。私にとって本田雅人は今でもスクェア・フレンズの一員であります。
新しい血=新しい刺激で延命を図るT−スクェアこそ,元祖モー娘。方式? モー娘。は解散してもT−スクェアは永遠なり〜。
途中で入って来たメンバーがイニシアチブをとって、ファンは熱狂、にもかかわらずそんな熱狂をよそにスッと去っていってしまう…そんなロックバンド、いませんでしたかね?結果として、随分ニクイ去り方をしたみたいですよね、本田さんも。
すんばらしいコメント返しです。本田雅人は「粋な人」です。「ニクイ去り方」をしてくれました。一肌脱いでの脱退でした。今でもスクェアを愛してやまないメンバーの一人だと思っています。