《 アメリカが生んだ文化・芸術であるジャズは,国の歩みと同様に,融合,発展,解放,そして時には模索と,最も人間臭い過程を繰り返してきた。
 『ジャズ名曲なし,名演あるのみ』の言葉通り,瞬時のインプロヴィゼーションに自己の感性と創造性の全てを賭けたアーティストたちの演奏は,テンションとなり,リラクゼイションとなって漂い流れる。
 そして,最も人間的な文化所産であるが故に,時代を超えた生命力を持ち続けているのだ。
 ジャズは生きている。モダン・ジャズ珠玉の名演。 》

 「MODERN JAZZ BEST SELECTION TOP500」。
 今回は313〜315位の発表です。
 


スタンダーズ,Vol.1★315.MEANING OF THE BLUES
STANDARDS,VOL.1
キース・ジャレット
 
 
 


インプレッションズ★315.INDIA
IMPRESSIONS
ジョン・コルトレーン
 
 
 


ライヴ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード★315.SPIRITUAL
LIVE AT THE VILLAGE VANGUARD
ジョン・コルトレーン
 
 
 


NIGHT LIGHTS-1★313.NIGHT LIGHTS
NIGHT LIGHTS
ジェリー・マリガン
 
 
 


The Incredible Jazz Guitar of Wes Montgomery★313.AIREGIN
THE INCREDIBLE JAZZ GUITAR
ウェス・モンゴメリー
 
 
 


 【ミーニング・オブ・ザ・ブルース】を皮切りに,キース・ジャレット・トリオスタンダーズ・トリオ)の快進撃が始まった。【ミーニング・オブ・ザ・ブルース】を聴いて,初めてキース・ジャレットピアノに接した,という読者の皆さんも少なくないことと思う。

 そう。【ミーニング・オブ・ザ・ブルース】は二重の意味で,キース・ジャレット・ファンにとって“思い出の一曲”に数え上げられるべき名演である。

 いつ,何度聴いても“凄い”と思わせてくれる圧倒的な演奏力! 【ミーニング・オブ・ザ・ブルース】を繰り返し聴き込めば「ピアノで歌を語る」とは何たることかが掴めるはず。
 その意味でも【ミーニング・オブ・ザ・ブルース】が「キース・ジャレットの最初の一曲」に成り得る可能性は,四半世紀が経過した今でも変わってはいない。

 あっ,でもすぐに2曲目【オール・ザ・シングス・ユー・アー】にどっぷりとハマリ,5曲目【ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド】でトドメヲ刺される運命が待ち受けていることも言い添えておきますねっ。

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祭司職と祭り(レビ21:1-25:55)
青木カレン 『MELLOW