『PORTRAIT − YOSHIKO KISHINO BEST SELECTION』の6曲目は【MANHATTAN DAYLIGHT】(以下【マンハッタン・デイライト】)。
【マンハッタン・デイライト】は,フュージョン史上屈指の“隠れ名曲”である。管理人は【マンハッタン・デイライト】を聴くと,いつでも,どんな時でも,天から“光が降り注いでくる”ように感じてしまう。パカッと天蓋が開いた感覚に襲われる。聴き終わると同時に湧き上がる充足感。「心が洗われる」とは正にこのことであろう。
木住野佳子の明るく“キラキラ”したピアノの音色に完全に恋してしまいました。イントロのレイコンマ何秒の音が流れるだけでエレクトしてしまいます。恥ずかしい。
41秒から59秒までと2分42秒から3分0秒までの主役はアンディ・シュニッツァーの伸びやかなテナー・ソロに違いありませんが,木住野佳子に狂ってからは,アンディ・シュニッツァーのテナー・サックスにカウンターを当てる木住野佳子のピアノばかりを追いかけてしまいます。
しかし,管理人は最近,木住野佳子が“女優”であるのは,フィリップ・セスのおかげであることに気がつきました。【マンハッタン・デイライト】には,木住野佳子を“女優”として聴かせるフィリップ・セスの“マジック”が仕掛けられています。彼の実は相当細かい!
そう。【マンハッタン・デイライト】で感じる「幸福感」の真犯人はフィリップ・セス! 【マンハッタン・デイライト】は,全ての謎がフィリップ・セスへとつながる短編小説なのです。
PS1 天才の妙技は実際にご自分で聴いてお確かめください。
PS2 例のイントロは実は木住野佳子ではなくフィリップ・セスのシンセ音なのか? 謎は深まっていく?
YOSHIKO KISHINO : Piano
MARK JOHNSON : Bass
ABE FOGEL : Drums
CYRO BAPTISTA : Percussion
PHILIPPE SAISSE : Synthesizer
ANDY SNITZER : Tenor Saxophone
コメント
コメント一覧 (2)
ナマ木住野さんはいいですよね。私もトロトロの骨抜きにされた口です。