A THOUSAND WINDS-1 石原江里子は“癖持ち”である。
 単体の魅力として,ジャズ・ピアニストとしても,ジャズ・ボーカリストとしても,コンポーザーとしても彼女の個性は際立っているのだが(ついでに渡英や音大卒の経歴についても)その3つが石原江里子の「独自ブレンド」だから,もうたまらない。

 石原江里子の個性は,リリースを重ねるごとに,単体の魅力が1つずつ開花していく。
 デビューCDA THOUSAND WINDS』(以下『ア・サウザンド・ウインズ』)には,3つのつぼみが開き始めた「独自ブレンド」の魅力を一番味わえる。

A THOUSAND WINDS-2 なお,秋川雅史の大ヒット曲【千の風になって】の先駆けが,石原江里子の【ア・サウザンド・ウインズ】であろう。

  01. LUCKY TO BE ME
  02. 'S WONDERFUL
  03. THE TOUCH OF YOUR LIPS
  04. DON'T BE ON THE OUTSIDE
  05. ISN'T IT A PITY?
  06. ESTATE
  07. THE LITTLE GIRL
  08. SONG OF THE WIND
  09. SOME OF MY BEST FRIENDS ARE THE BLUES
  10. YOU MAKE ME FEEL SO YOUNG
  11. GONE WITH THE WIND
  12. A THOUSAND WINDS

(ポニー・キャニオン/LEAFAGE JAZZ 2004年発売/PCCY-60002)
(☆SACDハイブリッド盤仕様 ライナーノーツ/石原江里子)

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