『CHET BAKER & CREW』の7曲目は【WORRYING THE LIFE OUT OF ME】(以下【ウォリング・ザ・ライフ・アウト・オブ・ミー】)。

 【ウォリング・ザ・ライフ・アウト・オブ・ミー】は,スタンダードをトランペットで歌い上げる“ジャズ・ボーカリストチェット・ベイカートランペットに尽きる。
 “歌うトランペッターチェット・ベイカーが好きな人にとっては(当然,管理人にとっても)「大切な宝物」の一つであろう。

 やはりチェット・ベイカーは,根っからの“歌うトランペッター”である。【ウォリング・ザ・ライフ・アウト・オブ・ミー】のような歌物の解釈が素晴らしい。「歌うようにトランペットを吹く」とは,このことである。

 カウンターとハーモニーでチェット・ベイカーと共演するフィル・アーソがまたいい。トランペットを支えるテナーサックスがあればこその名演である。

 
CHET BAKER : Trumpet
PHIL URSO : Tenor Sax
BOBBY TIMMONS : Piano
JIMMY BOND : Bass
PETER LITTMAN : Drums

CHET BAKER & CREW-1
チェット・ベイカー&クルー
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デビッド・ベノワ 『シャドウズ