『FIRST MEETING』の4曲目は【FIRST MEETING/SOLAR/OPEN TRIO】(以下【ファースト・ミーティング/ソーラー/オープン・トリオ】)。
『FIRST MEETING』の【FIRST MEETING/SOLAR/OPEN TRIO】が,恐らくは「テザード・ムーン」としての【FIRST MEETING】なのであろう。そして演奏を終えた3人の感想が「テザード・ムーン」とは【OPEN TRIO】ということなのだろう。
【ファースト・ミーティング/ソーラー/オープン・トリオ】からは,そのタイトル名ではなく,実際の音楽の中からプレイヤー自身がその絶妙な組合わせに新鮮な驚きを感じながら嬉々としてプレイしている様子が伝わってくる。
マイルス・デイビスの【ソーラー】を挟んで,自然発生的でドラマチックな展開を見せるメドレーであるが,1曲を通して聴いてみると【ソーラー】にしても,そもそも演奏することが決まっていたかどうかも定かではない。たまたま誰かが弾いたフレージングが【ソーラー】をイメージさせるもので,それが瞬時にバンド全体で共有されただけなのかもしれない。
【ファースト・ミーティング/ソーラー/オープン・トリオ】が流れる時間が来ると,完全に制御不能に陥ってしまい「テザード・ムーン」に乗っ取られた時間を過ごしているような気分になるのだが,自分の意志で時間を過ごしたくなるような背徳感を抱くこともあるし,このまま乗っ取られ続けるのが気持ち良いような背徳感を抱くこともある。
とにかくビンビンな演奏である。個々の音はフリーっぽく感じたりしないのだが,時間軸を踏まえて聴いていくと不思議な逸脱感がある。沸点にも凝固点にも距離があるような不思議な逸脱感を読者の皆さんにも1度体感してみてほしい。こんな快感,そうそう味わえるものではない。
TETHERED MOON
MASABUMI KIKUCHI : Piano
GARY PEACOCK : Acoustic Bass
PAUL MOTIAN : Drums
創世記29章 ヤコブはレアとラケルと結婚する
レイチェルZ 『愛は面影の中に』
『FIRST MEETING』の【FIRST MEETING/SOLAR/OPEN TRIO】が,恐らくは「テザード・ムーン」としての【FIRST MEETING】なのであろう。そして演奏を終えた3人の感想が「テザード・ムーン」とは【OPEN TRIO】ということなのだろう。
【ファースト・ミーティング/ソーラー/オープン・トリオ】からは,そのタイトル名ではなく,実際の音楽の中からプレイヤー自身がその絶妙な組合わせに新鮮な驚きを感じながら嬉々としてプレイしている様子が伝わってくる。
マイルス・デイビスの【ソーラー】を挟んで,自然発生的でドラマチックな展開を見せるメドレーであるが,1曲を通して聴いてみると【ソーラー】にしても,そもそも演奏することが決まっていたかどうかも定かではない。たまたま誰かが弾いたフレージングが【ソーラー】をイメージさせるもので,それが瞬時にバンド全体で共有されただけなのかもしれない。
【ファースト・ミーティング/ソーラー/オープン・トリオ】が流れる時間が来ると,完全に制御不能に陥ってしまい「テザード・ムーン」に乗っ取られた時間を過ごしているような気分になるのだが,自分の意志で時間を過ごしたくなるような背徳感を抱くこともあるし,このまま乗っ取られ続けるのが気持ち良いような背徳感を抱くこともある。
とにかくビンビンな演奏である。個々の音はフリーっぽく感じたりしないのだが,時間軸を踏まえて聴いていくと不思議な逸脱感がある。沸点にも凝固点にも距離があるような不思議な逸脱感を読者の皆さんにも1度体感してみてほしい。こんな快感,そうそう味わえるものではない。
TETHERED MOON
MASABUMI KIKUCHI : Piano
GARY PEACOCK : Acoustic Bass
PAUL MOTIAN : Drums
創世記29章 ヤコブはレアとラケルと結婚する
レイチェルZ 『愛は面影の中に』
コメント一覧 (4)
ブログを再開する事にしました。
節操のない事ですみません。
ブログ復活おめでとうございます。再開後の一発目は和仁さんご自慢の?素晴らしい作品ですね。この芸術性はネットで世界へ発信されねば水彩画ファンの損失です。どんどん出てくる作品を楽しみにしています。今後ともよろしくお願いいたします。
このリズム・セクションと対等に渡り合えるボーカリストはそう多くはいません。リズム・セクションを感動させながら歌えるボーカリストはほんの一握りの女王だけです。