『PORTRAIT − YOSHIKO KISHINO BEST SELECTION』の5曲目は【SCARBOROUGH FAIR】(以下【スカボロ・フェア】)。
勝手知ったる,サイモン&ガーファンクルの【スカボロ・フェア】が,こんなにもジャズ・アレンジにマッチするとは,の管理人の新発見トラック。この木住野佳子の演奏を機に【スカボロ・フェア】入りのCDを買い漁ったのは言うまでもない。
木住野佳子のピアノが「ジャズの語法で」しっとりと歌い上げる! 決して大胆なアドリブは取らないのに,原曲を見事に破壊していく!
このしっとり感はマーク・ジョンソンとポール・モチアンの奏でる“絶品リズム隊”の名演に大いに依存している。このリズムをあてがわれれば木住野佳子もああ弾くしかないのだろう。木住野佳子の【スカボロ・フェア】は,美しく調和の取れた完璧なジャズ・ソングである。
YOSHIKO KISHINO : Piano
MARC JOHNSON : Bass
PAUL MOTIAN : Drums
コメント
コメント一覧 (4)
木住野佳子〜エディ・ゴメス〜ルイス・ナッシュもいいですよねっ。
「リズム変わればクール・ジャズ」は至言です。さすがドラマーのコメントですねっ。