
『新世界』は“ジャズの”小曽根真が“クラシックへ”と踏み込んだ『新世界』。「ザ・トリオ」が弦楽四重奏との共演で「セプテット」の世界へと向かった『新世界』なのである。
「ザ・トリオ」の“頂点”である『ソー・メニー・カラーズ』を最後に『リボーン』『新世界』そして次作の『リアル』と「ザ・トリオ」のチャレンジが続く。
この“異色三部作?”の中では『新世界』が最も振り幅が大きいと思いきや,実は最も「ザ・トリオ」本来の演奏に近い。
クラシック+弦楽四重奏が“売り”の『新世界』であるが,これは“小曽根真の音世界”そのものである。
そう。『新世界』は,アンチ・クラシック! 予定調和を意図的に外した不協和音が,ジャズとクラシックの“ユーモラスな融合”を生み出している。

“小曽根真の音世界”は,未だ見ぬ『新世界』へと続いている。
01-03. 組曲『夜の子供部屋』
La Stanza delle Meraviglie
a. 第1楽章 Andante Scherzando
b. 第2楽章 Largo
c. 第3楽章 Maestoso Con Fuoco
04. Bolero
05. Uno! Uno!
06. Spring
07. Caminos De Abrojos
08. Forgotten Dream
09. Cat Patrol
(ヴァーヴ/VERVE 2004年発売/UCGJ-7004)
(☆SACDハイブリッド盤仕様)
(デジパック仕様)
(ライナーノーツ/小曽根真,井上ひさし)
(☆SACDハイブリッド盤仕様)
(デジパック仕様)
(ライナーノーツ/小曽根真,井上ひさし)
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