FALLING IN LOVE, AGAIN-1 『FALLING IN LOVE,AGAIN』(以下『フォーリング・イン・ラヴ,アゲイン』)は“ジャズ・ピアニスト小曽根真が,ジャズをかなぐり捨て,一人のピアニストとしての自分と対峙したピアノ・ソロCD

 ジャズの鎧を外した小曽根真が,ポップスからクラシックまでジャンルを超えて自由に舞う!
 “アーティスト”小曽根真の最高傑作=『ブレイクアウト』から13年振りのピアノ・ソロは,想像できない大きなプレッシャーを感じながらの録音だったに違いない。思うに自分を無二することに時間が費やされたのはなかろうか?

 しかしそのプレッシャーを力に変えて,こんなにも美しいピアノ・ソロを響かせてくれるとは…。『フォーリング・イン・ラヴ,アゲイン』の魅力である“自由でフラットな空気感”に『ブレイクアウト』以上の意志の強さを感じてしまう。

 『フォーリング・イン・ラヴ,アゲイン』の聴き所は,小曽根真初のインプロヴィゼーションの5トラック! オルガンから出発した小曽根真ジャズ・ピアノと「恋に落ちている」! “ピアノマン”小曽根真は,生粋の“ジャズ・ピアニスト”であった。

FALLING IN LOVE, AGAIN-2 『フォーリング・イン・ラヴ,アゲイン』には,小曽根真盤には“当たり前の?”ライナーノーツが付属していない。代わりにカバー・ナンバーの歌詞が書かれてある。そう。小曽根真ピアノで歌詞を奏でている。

  01. (Just Like) Starting Over
  02. Improvisation #1
  03. What Might Have Been
  04. Martha, My Dear
  05. Improvisation #6
  06. Improvisation #3
  07. Story
  08. Turn Out The Stars
  09. Improvisation #4
  10. Enharmonie
  11. Laura's Dream
  12. Improvisation #5
  13. She

(ヴァーヴ/VERVE 2007年発売/UCCJ-2061)
★スイングジャーナル誌選定【ゴールドディスク】

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