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EYES OF THE MIND-1 『EYES OF THE MIND』(以下『アイズ・オブ・マインド』)は,カシオペア得意の“焼き直し”のリメイク集! これが単なる“焼き直し”で終わらないのがハービー・メイソン・プロデュース!
 野呂一生が影響を認める,ハービー・メイソン流の「音の引き算」にある。

 ハービー・メイソンが,桜井哲夫神保彰の日本最強リズム隊に“手を入れた”結果,カシオペアは世界に通じる「シンプルでパワフルなビート」&「タイトでダンサブルなグルーヴ」を身に着けた。

 この“スカスカな”音に,デビュー当時のキャッチ・フレーズ「スピード,スリル,テクニック」の面影はない。
 野呂一生ライナーノーツの結びで「何となく使用前,使用後みたいなニュアンスも感じる訳ですが,カシオペアは,こんなになりました」と書いていることからすると,このリメイクは自分たちの意に反してのこと?
 楽器を弾き倒したい盛りの若者4人に“おあずけ”を喰わせることができたのは“世界のビッグ・ネーム”ハービー先生の指示だったから?

 【ASAYAKE(SUNRISE)】のリズム・グッドなギターの尻切れトンボ。【TAKE ME】の,野呂一生言うところの「向谷実による琴とピアノをツリ糸で縛って33回振り回したようなサウンドのテーマ」。ラテン・ドーロな【SPACE ROAD】のクイッカーの雄叫びに,カシオペアの“激変”を感じる。

EYES OF THE MIND-2 上記3トラックは失敗だったが,LAに持っていったら“THE”がついて帰ってきたという,いわくつきな【EYES OF THE MIND】と『アイズ・オブ・マインド』のハイライト・トラック=ロックな【BLACK JOKE】の向谷実が素晴らしい。【MAGIC RAY】のメランコリー・ムードの中で流れ出す,野呂一生の“必殺”フレットレス・ギターにフラフラのフワフワ!

 しか〜し,管理人が『アイズ・オブ・マインド』を今でも愛聴する理由は“アレンジャー”ボブ・ジェームスマジック! 例のアレです。

  01. Asayake (Sunrise)
  02. A Place In The Sun
  03. Take Me
  04. Lakai
  05. Eyes Of The Mind
  06. Black Joke
  07. La Costa (Intro)
  08. La Costa
  09. Magic Ray
  10. Space Road

(アルファ/ALFA 1981年発売/VRCL-2225)
(ライナーノーツ/野呂一生)

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