
『FLOWERS』での熊谷徳明は,カシオペアのメンバーであることを忘れてしまったかのように“己のドラム道”を追求している。たぶん読者の皆さんも『FLOWERS』を聞いていると,意識せずとも熊谷徳明のテクニカルなドラミングが耳に飛び込んでくるはず?
『FLOWERS』での“己のドラム道”まっしぐらなドラミングを聴いていると「ああ,カシオペア脱退前」を感じてしまう。

野呂一生“渾身の実験作”【TRANCE EVOLUTION】は【CYBER ZONE】の“二番煎じ”な感じで評価しない。
01. BLOOMING
02. THE MIND QUAKE
03. TRANSIENT VIEW
04. JUST ONE WAY
05. ABERDEEN
06. SECRET MESSAGE
07. SEASONS
08. SUPER SENSE
09. MYSTIC LIE
10. TRANCE EVOLUTION
11. CANDLE LIGHT
(ポニー・キャニオン/PONY CANYON 1996年発売/PCCR-00230)
コメント一覧 (2)
正直、このアルバムは実際の所、何回聴いてもあまりシックリ来なかったんです。
理由はやはり、熊谷氏の個性がカシオペアの世界を超えてしまった?
ナルチョとは違った意味で、野呂さんの制御が効かなくなった?
でも、この時期に吸収した事が、今のトリックスに反映されてると思いますし、
特に、リーダー学は野呂さんから間違いなく影響を受けてると思いますし、バンドを運営していくノウハウも、このバンドに在籍してたからこそ、今に生きてると思うからです。
このアルバムのライブの最後に、野呂さんから「今回で熊谷君が卒業する事になりました」を聴いた時は、正直驚きましたが、今思うとそういう時期に来てたのかな〜なんて思ったりもします。
最後は「セット・セイル」で明るく彼の船出を祝ってました♪
熊谷徳明にとってカシオペアって何なのだろう,と考えることがあります。
風の少年さんの仰る「トリックスへ向けたバンド運営のノウハウとリーダー学」だったのかもしれませんね。
私はここにステージでのパフォーマンスを付け加えたいと思います。