BITTER SWEET-1 『BITTER SWEET』は管理人にとっての鬼門。一番印象の薄いクラスメイトのことを語れって言われても…。

 『BITTER SWEET』は,王道路線を歩み続けてきたカシオペアにしては貴重な“突然変異”作。
 『BITTER SWEET』のタイトルは間違っている。『BITTER SWEET』ではなく『BITTER』が正しい。『ハーティ・ノーツ』を思わせる“アダルト路線の渋めの楽曲”が続いている。

 脱「ポップクリエイティヴサウンド」を目指したためか,左耳から入った音がそのまま右耳から出て行く。やっぱりメロディが印象に残らない。
 肝心の演奏力も『ドラマティック』以降耳についていた,ナルチョの“爆音歪みベース”の噴火が小休止して印象に残らない。実に真っ当な異色のベース・ワークは,次作『MAIN GATE』に向かうまでのサナギの段階であろう。

BITTER SWEET-2 CD70分の時代にあって『BITTER SWEET』の総演奏時間は44分18秒。メロディ,テクニック,演奏時間が“ぱっとしない”三重苦。
 『BITTER SWEET』は,カシオペアの39枚の公式アルバム中,一番印象の薄いCDである。

  01. GO ON!
  02. PICK UP THE GOOD ONE
  03. ACID RAIN
  04. ROUGE
  05. HARD WORKER
  06. SENTIMENTAL THINGS
  07. GIVE ME YOUR LOVE
  08. SIDE WALK
  09. IT'S A LONG STORY
  10. TIGHT LINE

(パイオニアLDC/PIONEER LDC 2000年発売/PICL-1206)

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