
管理人は『MAIN GATE』以降のカシオペアは,過去のどの時期のカシオペアとも別物だと考えている。
「フロント VS リズム隊」の構図はあるまでも,あくまでもメンバー4人が体等で“鉄壁のアンサンブル”を誇ったのが“栄光のカシオペア・サウンド”の特徴であった。
『MAIN GATE』以降のカシオペアは,4人の中で鳴瀬喜博唯一人が前面に押し出される“掟破りの”個のバトル時代を選択した。完全な自己否定。自己破壊である。
しかしここから先は趣向の問題である。ジンサク時代の“きれいな”カシオペアをとるか,ナルチョ・シフトの“歪んだ”カシオペアをとるか?
それを決めるのは『MAIN GATE』を聴き込んでからにしてほしい。「ナルチョはダメ」の烙印をはやまって押した,そこのあなたにこそ聴いてほしい。

『MAIN GATE』で,カシオペアの“最後の逆襲”が始まりました。
01. THE GATE OPEN
02. GOOD LUCK!
03. WONDER QUEST
04. CIRCULAR DREAM
05. MAY FLY
06. RUN
07. LIQUID EYES
08. THE ROAD OF FRONTIERS
09. CORONA
10. SUPREMELY
11. FASCINATION
(パイオニアLDC/PIONEER LDC 2001年発売/PICL-1206)
コメント一覧 (2)
このアルバムでも、ノビノビとベースプレイを楽しんでいるように思います。
確かに、ジンサク時代が好きなファンの方達から見ると、着いていけない部分もあると思いますが、やはりこれだけアクの強い御方・・カシオペアのナルチョシフトは歓迎します。
個人的に90年代以降のファンなので、このアルバムも、ボクにとってはカシオペアのど真ん中なんですよ♪
でも、ジンサク時代の鉄壁アンサンブルも格好いいし・・(後追いですが)
結局、カシオペアは全部好きだという事で♪
ナルチョいいですよね。野呂さんもナルチョの個性を承知の上で楽曲を制作していた時期なので,風の少年さんの仰る通り,ナルチョ自身も「ノビノビとベースプレイを楽しんでい」ますね。
「でも、ジンサク時代の鉄壁アンサンブルも格好いいし・・(後追いですが)
結局、カシオペアは全部好きだという事で♪♪」。ジンサク時代とナルチョ時代のカシオペアは別物ですのでどちらも楽しんでくださ〜い。