
20周年記念ライブ=『20TH』では【FRASH BACK MEDLEY】と題して,20年間を20曲は38分間のノンストップ・メドレーを演奏していた。
今回の“25周年記念盤”『GIG25』では,25年間を1年毎に1曲を選び,年代順に演奏するという,これまたびっくりの2枚組みライブ。おまけに『GIG25』の発売日は2005年2月25日。あの【UNIVERSE】もびっくりなこだわりようである。これぞ25年の重み?
『GIG25』は,ちょうどDISC−1がジンサク時代,DISC−2がナルチョ時代で“意図的に”編集されている。
そう。『GIG25』の聴き所は,リズム隊の変化=サウンド・カラーの変化を一気に体感できる術。特にナルチョの“爆音歪みベース”がこんなに見事に溶け込んでしまった現実が興味深い。
時折,ナルチョのベース・ラインが桜井哲夫のベース・ラインに比べ新鮮でカシオペアが若返ったように聴こえてしまう錯覚。
DISC−2の方がDISC−1より3曲多い現実が,カシオペアのベーシストはナルチョ以外には務まらないと思わせてくれる。

『サンダー・ライブ』を想起させる“ライブ・ハウスな音”がカシオペアのドラマーは神保彰以外には務まらないと思わせてくれる。後は選曲だけだったよなぁ。
DISC-1
01. BLACK JOKE
02. EYES OF THE MIND
03. DOMINO LINE
04. MID MANHATTAN
05. LOOKING UP
06. THE SOUNDGRAPHY
07. HALLE
08. COAST TO COAST
09. DO-LOO-DOO?
10. いにしえ
11. 太陽風
DISC-2
01. CYBER ZONE
02. AKAPPACHI-ISM
03. NEW HISTORY
04. LIFE GOES ON
05. SET SAIL
06. IHILANI
07. BLOOMING
08. GOLDEN WAVES
09. NIGHT BREEZE
10. LUCKY STARS
11. TIGHT LINE
12. CIRCULAR DREAM
13. CRY WITH TERRA
14. TEATRO SAUDADE
(ジェネオン/GENEON 2005年発売/GNCL-101801-101802)
(CD2枚組)
(CD2枚組)
コメント一覧 (4)
選曲も、その時代時代の名曲揃いで、手軽なベスト盤?として結構重宝している作品です。
もう、さんざん聴いている曲のはずなのに、興奮してしまうのは、カシオペアはやはりライブに限るからかな?
北海道は99年の「マテリアル」ツアーを最後に来てないので、Disk2の11曲目以降が、結構貴重だったりします。
秋からのカシオペア3rd、どんな感じになるか楽しみと不安が交差してます。
「選曲も、その時代時代の名曲揃いで、手軽なベスト盤?として結構重宝している作品です」。
あれれ? クワガッタンさんはこの選曲に納得されている? 私は演奏が素晴らしいだけに唯一この選曲だけが心残りです。普通に代表曲をフォローしてくれていたら,カシオペアの25周年を心から祝福できたのにぃ〜。
その一方でカシオペア3rdには(無理を承知で)往年の代表曲には手をつけてほしくないと思っています。
個人的には好きな曲ばかりなのでこれはこれで良いかなと(笑)
逆に言うと、もう既に過去のライブのメドレーで何回も聴いてる曲ばかりなので、もう少しマニアックな変化球があっても良かったかなと・・
キャリアが長いバンドだと、この辺の話も尽きないところですね♪
選曲に関しては,以前は野呂さんが一人で全て決めていたはずでしたが,この当時はメンバーの総意で決めていたのでしょうか? だとしたらこの選曲に納得です。だって明らかに“毛色”が異なっていますから〜。
私としては「オールタイム・ベスト・オブ・ベスト」なギグが聴きたかったです。
でも「逆に言うと、もう既に過去のライブのメドレーで何回も聴いてる曲ばかりなので、もう少しマニアックな変化球があっても良かったかなと・・」も真実です。
1年1曲の代表曲ライブだと思うと楽しめませんが,1曲毎に注目するとマイナーの宝庫。『GIG25』の新しい楽しみ方が発見できました!