SIESTA-1 前作『テンダネス』で,ビル・エヴァンスっぽく言うならば“自己との対話”を果たした木住野佳子
 木住野佳子の次なるステージは“拡散”である。「内へ内へ」から「外へ外へ」…。

 『SIESTA』(以下『シエスタ』)は,木住野佳子の“第二のライフ・ワーク”であるボサノヴァアルバム
 『シエスタ』のイメージカラーは鮮烈な黄色! 木住野佳子がピンクのバラから黄色のひまわりへと一新した。爽快で心地良い“ブラジリアン・リズム”をバックに,どのトラックも軽い仕上がりにアレンジされているが,どうしてどうして…。

 『シエスタ』は,なかなか深い部分で造り込まれている。美しく洗練された音で木住野佳子の繊細でナイーブな感性が明るく鳴っている。音がキラキラと輝いている。これぞ“ジャズボサノヴァの融合作”! 

SIESTA-2 『シエスタ』は,エレガントな都会が似合うボサノヴァアルバムである。

  01. Siesta
  02. The Red Blouse
  03. Primavera
  04. Antonio's Song
  05. So Many Stars
  06. Poco Brazil
  07. Siesta -vocal version-
  08. Norwegian Woods
  09. The Day Will Come
  10. Corcovado
  11. Mas Que Nada
  12. Pray For Them

(GRP/GRP 2002年発売/UCCJ-2021)
(ライナーノーツ/木住野佳子)

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